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中国、東アジアの海域に多数の艦船集結 海上戦力を誇示=関係筋

2025年12月04日(木)16時57分

3月12日、イランのオマーン湾で行われた海軍合同演習中に航行する中国の軍艦。提供写真。Iranian Army/WANA (West Asia News Agency)

Yimou Lee Ben Blanchard

[台北 4日 ロイター] - 中国は東アジアの海域に多数の海軍・海警局艦船を展開しており、一時は100隻を超え、これまでで最大規模の海上戦力を誇示したことが分かった。4人の関係筋が明らかにしたほか、ロイターが関連報告書を確認した。

この時期に中国は例年軍事演習を行っているが、人民解放軍は公式に名付けられた大規模な訓練の発表はしていない。

台湾に関する高市早苗首相の発言を巡って日中間の緊張が高まっているほか、中国は台湾が防衛費を増額すると発表したことにも怒りを示している。

中国艦船は黄海南部から東シナ海を経て南シナ海に至る海域と太平洋に集結。4日午前の時点では90隻以上の中国船がこの海域で活動。今週には一時100隻以上に達したという。

中国の国防省、外務省、国務院台湾事務弁公室、日本の自衛隊からはいずれもコメントを得られなかった。

一方、台湾総統府の報道官は、台湾海峡と広域の安全保障状況を完全かつリアルタイムで把握しており、「国家安全保障に懸念がないことを保証できる」とする声明を出し、地域の安定を脅かす可能性のあるいかなる一方的な行動も抑止するため国際的なパートナーと緊密に協力し続けると付け加えた。

ロイター
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