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インディー系プロレス「ROH」が、今アメリカで熱い!

The Rise of Ring of Honor

2018年11月14日(水)17時00分
フィリップ・マルティネス

G1スーパーカードのチケットは約19分で完売、ファンが WWE 以外の興行を見たがっている証拠だ。だが WWE の「代わり」などと言ってはいけない。コフによればチケット購入者の60%以上は、ROH の有料ストリーミング配信サービス「オナークラブ」の加入者だ。「代わりなんて言うと第1希望じゃないみたいだが、チケットを買ったのは ROHのコンテンツとチケットの優先販売のために有料契約している ROH ファンだ」

ROH は放送やストリーミング配信のさまざまなオプションでファンを増やしているが、ファン拡大のカギは何と言っても試合内容。どこよりも熱い戦いが見られるという期待だ。「ROH が熱い理由? 男女を問わずレスラーたちの質、芸術性、完璧さ、技量のおかげだ」とコフ。「レスラーは全員プロレスと真剣に向き合っている。私たちも観客を楽しませつつ、プロレスを娯楽ではなくあくまでもスポーツと考えている。そこが一部のプロレス団体とは違う」

もう1つの大きな特徴は、新日本プロレスなどとの多くのパートナーシップだ。おかげで団体の枠を超え、ROH は国外で、他の団体はアメリカで試合ができる。「国際的な舞台で試合をやるのは好きだ。パートナーの団体は哲学的にもイデオロギー的にも、ビジネスのやり方が ROH に近い」と、コフは言う。

パートナーシップは国際的な舞台に限らない。国内でも17年 ROH のヤングバックスと当時インパクトに所属していたマット&ジェフ・ハーディー兄弟の対戦が話題に。今年9月のオール・イン PPV(ペイ・パー・ビュー)大会は ROH がプロデュースに協力し、主催のコーディ&ヤングバックスのほか ROH の人気レスラーが登場した。

コーディは WWE ファンにスターダストやコーディ・ローデズのリングネームでおなじみだ。一方、ダニエル・ブライアン、ケビン・オーエンズら現在の WWE のスーパースターには ROH 出身も多い。G1スーパーカードからも目が離せない。

<本誌2018年11月13日号掲載>

※11月13日号(11月6日売り)は「戦争リスクで読む国際情勢 世界7大火薬庫」特集。サラエボの銃弾、真珠湾のゼロ戦――世界戦争はいつも突然訪れる。「次の震源地」から読む、日本人が知るべき国際情勢の深層とは。

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