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スマホから飛び出す韓国ウェブトゥーン 大ヒット映画や銀行アプリ、さらには日本進出まで

2018年8月24日(金)20時31分
杉本あずみ(映画配給コーディネーター)

韓国人にとって映画はエンタメ

アメリカのリサーチ機関Pewによると、今年6月現在韓国国内のスマートフォンの普及率は94%をほこり、世界1位だそうだ。ソウルで地下鉄に乗っていると、お年寄りが颯爽と最新のスマートフォンを手にアプリを利用している姿を目にすることは珍しくない。韓国人はスマートフォンの画面で見る漫画のほうが紙媒体よりもより身近に感じるのかもしれない。

映画もそうだが、エンターテイメントをカルチャーとして受けとめる日本人と違って韓国人はポップコーン片手に手軽に楽しみたいという姿勢がある。ウェブトゥーンをはじめとしたネットサービスは流行もすぐに取入れて、スピーディーな展開をとれるところが人気だ。他の国々とは違い韓国で映画館へ足を運ぶ主な観客層は若者であることから、韓国映画界はウェブトゥーンとの相性がぴったり合致したようだ。これからもしばらくは、この人気は止まることはないだろう。

NAVERは日本でもウェブトゥーンを配信

ひと昔前は日本映画の原作小説を韓国で映画化するのが流行った時期もあった。韓国の映画関係者は口をそろえて日本人と韓国人は情緒が似ている部分が多いので映像化しやすいと言っていた。ということは、日本でも韓国作品の情緒を十分理解し受け入れられるはずである。実際に韓国のウェブトゥーン専用でNAVERが提供しているアプリXOYは日本向けに韓国の作品を翻訳したものや日本人の作家のものが混在して読めるようになっている。また、日本の漫画アプリでも韓国の作家のウェブトゥーンが日本のウェブトゥーンと同じように読めるようになっていたりする。

いつの日か、韓国のウェブトゥーンを日本の映画会社が映像化し、日本で大ヒットする日もそう遠くはないはずだ。

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