Takahiko Wada
[東京 9日 ロイター] - 日銀が9日に発表した1月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平残は前年比4.5%増の663兆8164億円だった。伸び率は前月を上回り、引き続き2021年4月に記録した4.8%以来の高い水準。残高は00年1月以降の最高を再び更新した。M&A(企業の合併・買収)や不動産関連、経済活動の改善に伴う資金需要が続いている。
業態別では、都銀等が5.8%増の270兆6545億円で、伸び率は前月の5.6%を上回った。21年3月の6.8%以来の高い伸びが続いている。残高は01年4月以来の高水準となった。地銀・第二地銀は4.1%増の313兆9366億円で、残高は1991年7月以降の最高を更新した。信金は1.4%増だった。
日銀は昨年12月に利上げを決めたが、1月時点で貸出金利への反映は途上にある。市場連動の貸出金利は12月中に上昇したものの、短期プライムレート引き上げの適用開始は2月からとなっている。
預金平残は、都銀・地銀・第二地銀の3業態と信金の合計で前年比0.8%増の1061兆0860億円となった。
*日銀の発表資料は以下のURLをダブルクリックしてご覧下さい。
貸出・預金動向: http://www.boj.or.jp/statistics/dl/depo/kashi/kasi2601.pdf