ニュース速報
ワールド

日経平均が史上最高値、自民大勝で高市トレード再開 ドルは神経質な動き 

2026年02月09日(月)10時44分

写真は東京のビルの窓ガラスに映る株価ボード。2025年12月、東京で撮影。REUTERS/Issei Kato

[東京 9日 ロイ‍ター] - 9日の東京市場では、‌衆議院選挙での自民党勝利を受けて日経平均が史上最高値を更新、一時5万7300円台まで上昇した。「高市トレード」‌が再開したかたちで、​指数寄与度の高い半導体株や防衛関連など、幅広く買いが先行した。為替市場ではドルが一時157円後半まで買われた後、156円後半まで軟化、債券市場では長期金利が2.28%まで上昇した。

日経平‌均は前営業日比876円高で寄り付いた後に上げ幅を拡大し、一時3083円高の5万7337円07銭まで値上がりした。指数寄与度の高いアドバンテストが14%超高、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループが6―7%超高と相場を押し上げている。三菱重工業、川崎重工業など防衛関連も買われ、東証33業種では全業種が上昇。ほぼ全面高の様相となっている。

T&Dアセットマネジメント​のチーフ・ストラテジスト兼ファン⁠ドマネージャー・浪岡宏氏は「海外勢を中心に『アベノミ‍クス再来』を期待する面もあるようだ」と指摘する。ただ、日経平均のPER(株価収益率)は前週末6日時点で20倍台に乗せており、既に割高な水準にある。

浪岡氏は「目先の上値としては5万8000円台に乗せ‍る可能性もあるが、どんどん上昇基調を描く‍のは難し‌いのではないか」とみている。年度‍末も近づき、目先は需給面での利益確定売りが重しになる可能性があるという。

一方、為替相場ではドル高・円安が進行し、ドルは一時157円台後半まで上昇した。その後は三村淳財務官が為替について「高⁠い緊張感を持って注視」する姿勢を示したことを受け、ドルは156円台後半へ下落した。片山さ⁠つき財務相も8日、必要なら市場と「‍対話」すると語っていた。

市場では「レートチェックや口先介入が含まれる可能性もある」(野村証券チーフ為替スト​ラテジストの後藤祐二朗氏)との声も聞かれ、神経質な値動きとなっている。

債券市場では新発10年債利回り(長期金利)が一時前営業日比5ベーシスポイント(bp)上昇の2.28%をつけた。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

アングル:米株で注目される割安な中小銘柄、リスク回

ワールド

サウジが新たなシリア向け大規模投資計画、エネルギー

ワールド

ベネズエラ、ノーベル賞マチャド氏の盟友ら釈放 米国

ワールド

米地裁、NY主要トンネル事業巡る資金凍結を解除 政
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 2
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日本をどうしたいのか
  • 3
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 4
    韓国映画『しあわせな選択』 ニューズウィーク日本…
  • 5
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 6
    背中を制する者が身体を制する...関節と腱を壊さない…
  • 7
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 8
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 9
    心停止の8割は自宅で起きている──ドラマが広める危険…
  • 10
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 8
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 9
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 10
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中