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米中関係

貿易戦争、中国が「原油関税」で報復 米石油企業が犠牲者に

2018年6月20日(水)16時35分

活況なビジネス

トランプ大統領に対する中国のアグレッシブな反撃は、石油業界の一部を驚かせた。

過去3年間に生産が急増したおかげで、米国産原油の対中輸出は急速に増加。OPECとロシアによる減産の穴を埋める代替として歓迎された。

「(関税)リストに原油が含まれているのは驚きだ」と、中国国有石油大手の関係者は匿名で語った。

「われわれは実際のところ、これまでの政府の方針にしたがって輸入を増やそうと準備していたところだ」と、この関係者は米国の対中貿易赤字を減らすために中国が策定した政策に言及して語った。

トムソン・ロイターのアイコン端末データによると、中国向け米国産原油の輸出額は、2017年初めの月間1億ドルから現在は約10億ドルに急増している。

関税がかけられることになれば、米国産原油は、中東やロシアなど他国で生産された原油と比べて割高となり、活況を呈していたビジネスは阻害されるだろう。

「トランプ氏の政治によって、われわれは同盟再編のさなかにある。中国は米国の関税をのまないだろう」と前出のドリスコル氏は指摘。

「これは報復的な石油外交だ」と同氏。「世界の余剰生産能力が圧迫され、原油価格が押し上げられるだろう。OPEC加盟国と非加盟国のカルテルが、こうした石油外交の大きな受益者になる」

(翻訳:伊藤典子 編集:山口香子)

Henning Gloystein

[シンガポール 18日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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