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離婚で「早死にリスク50%アップ」 夫や妻の小言もあるうちが花

2018年6月1日(金)15時40分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

アメリカでは最大50%(USAトゥデー)、英国では42%(英デイリー・メール)が離婚するという。英テレグラフによると、同性の、特に女性同士のカップルではもっと多い。2014年、イギリスの同性カップルの婚姻件数は4850件で、56%が女性同士だった。しかし離婚となると比率は大きく跳ね上がる。2016年に報告された同性カップルの離婚112件のうち、女性同士のカップルが約8割を占めていた。

研究者らは、今後の研究では、離婚や離別時に食事やアルコール消費がどのように変化するかを調べる必要があると考えている。また、再婚した場合の経過も観察すべきだとしている。

離婚した人にはこう尋ねよ

いまや離婚も当たり前に受け入れられる時代。きっと周りにも経験者がいるだろう。ブーラサは、離婚して独り身になった人に「タバコを吸い過ぎじゃない? ちゃんと運動している?」などと、周囲が声掛けする環境が大切だと話す。

パートナーを思いやって発する小言が健康行動を促し、生活の満足度を上げ、最終的には早死にを防ぐ。離婚と身体活動を結びつける傾向が示されたということは、結局、人と人との関わりが川下からの健康の改善につながる可能性を示唆している。

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