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麻薬トランプ、オピオイド乱用対策発表 密売人には死刑適用も
3月19日、トランプ米大統領は、鎮痛作用のあるオピオイド(医療用麻薬)の過剰摂取により死者が相次いでいる問題について、密売人への死刑求刑などを含む取り締まり強化策を発表した。写真は取り締まり強化策に喝采するトランプ大統領の支持者。マンチェスターで撮影(2018年 ロイター/Jonathan Ernst)
トランプ米大統領は19日、鎮痛作用のあるオピオイド(医療用麻薬)の過剰摂取により死者が相次いでいる問題について、密売人への死刑求刑などを含む取り締まり強化策を発表した。
トランプ氏はニューハンプシャー州で行った演説で、対策として2018─19年に60億ドルの予算を確保する方針を表明した。
米国では、オピオイドの過剰摂取が社会問題化している。当局によると、2016年に過剰摂取により死亡した人の数は4万2000人に達した。
トランプ氏は昨年10月、「オピオイド」の乱用に関する「非常事態」を宣言した。ただ、追加予算を確保しないで対策強化を表明しても無意味だとの批判が民主党などから出ていた。
専門家の中には、密売人への死刑適用の効果を疑問視する見方もある。
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