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ブレグジット

イギリス有権者の半数、EU離脱について再投票実施を支持

2017年12月5日(火)10時32分

12月3日、英日曜紙メール・オン・サンデーが掲載した最新の世論調査によると、英国の有権者の半数が欧州連合(EU)離脱に関する再投票の実施を支持していることが判明した。写真は英国とEUの旗。ロンドンで11月撮影(2017年 ロイター/Peter Nicholls)

3日付の英日曜紙メール・オン・サンデーが掲載した最新の世論調査によると、英国の有権者の半数が欧州連合(EU)離脱に関する再投票の実施を支持していることが判明した。

また、英国がEUとの通商協定交渉に進むために支払わなければならない離脱清算金が多過ぎるとの意見が多数派となった。

調査は専門機関サーベイションが11月30日─12月1日に英国の成人1003人を対象に実施。ブレグジット(英のEU離脱)の最終条件の是非を問うためにもう一度国民投票を実施すべきかどうかで、50%が賛成した。反対は34%、分からないが16%だった。

メール・オン・サンデーによると、英国がEUに約500億ユーロの清算金を支払う意向だと複数のメディアが報じて以降、今回が初めての主要世論調査だった。こうした500億ユーロを払うべきだと答えた有権者はわずか11%にとどまり、31%はびた一文払う必要はないと主張した。

またブレグジット後に金銭的に苦しくなると予想した有権者は35%、楽になると答えたのは14%となった。

[ロンドン 3日 ロイタ]


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