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英王室

ダイアナ元妃の生涯と「あの事故」を振り返る

2017年8月30日(水)16時45分
ジョシュ・ロウ

この年に成立したばかりの労働党政権を率いる若き首相トニー・ブレアは、ダイアナの死に関する演説で、政治家としての名を上げた。ブレアがこの時使った「人々のプリンセス」という表現は、その後もダイアナの呼び名として定着している。

今が見ごろのホワイトガーデン

息子のウィリアムとヘンリーの両王子は、ケンジントン宮殿の庭で控えめな追悼式を行うことになっている。この式典で王子たちは、生前のダイアナを知る宮殿のスタッフや、彼女が支援していた慈善事業の代表と話をする機会を持つ予定だ。

ケンジントン宮殿の外には、20年目を迎えた今、ダイアナの死を悼んで再び多くの花束が供えられている。ロンドンを訪れる機会がある人は、市内西部にある同宮殿を訪れ、こうした様子を見てもいいだろう。

ダイアナをしのんでケンジントン宮殿内に造られた庭園「ホワイトガーデン」は、9月までが見ごろだ。ウィリアム、ヘンリーの両王子もこの庭園を訪れる予定があるほか、一般の人も歩道から眺めることができる。

テレビでは、ダイアナの生涯に関する特別番組がこれまでも数多く放映されてきた。アメリカでは東部夏時間の9月1日午後8時から、ダイアナの死後1週間を題材に、関係者からの証言を集めたBBCのドキュメンタリー『Diana, 7 Days』がNBCで放送予定だ。

(翻訳:ガリレオ)

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