最新記事

キャリア

1900円のシャツと8900円のシャツは何が違うのか?

2017年7月28日(金)16時59分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

 1万9800円と2万9800円のスーツではたいした違いはないでしょうが、1万9800円と5万9800円を着比べてみてください。「このことか」とわかるはずです(もちろん、どちらもサイズが合っていることは前提です)。

 当たり前ですが、1万9800円のスーツは「それなり」です。「衣」「食」「住」にそれぞれどのくらいお金を配分するかは所得やライフスタイルによって変わりますし、優先順位もあるでしょうが、スカートやスラックス、ワンピースなどさまざまなデザインがあり、それでうやむやにすることができる女性のファッションと違い、ジャケットとスラックスのみで構成されるスーツは価格で差が出やすいです。自分への投資として、プラス2万(できれば3万)ジャンプアップしてみましょう。「違う男」になれますので。

1900円と8900円のシャツは何が違うのか?

 さきほど、高いスーツと安いスーツの比較をしましたが、シャツも同じです。スーツの場合高いスーツほど生地のウールの含有量が増え、ポリエステルが減ってきますが、シャツの場合高くなるほど綿の含有量が増え、ポリエステルが減ってきます。

 綿の含有量が多くなると風合いがよくなります(ああだこうだ言うより、着ればわかります)。また、明らかに透けにくくなります。

 アイドルのグラビアで、夏、水着の上にメンズシャツを着て、胸元や二の腕あたりに霧吹きで水をかけてシャツが素肌にぴたっとはりつき、肌の色がシャツ越しに透けているあの定番スタイルは、水着姿そのままのときよりも露出度は下がっているのにエロいというエロの奥深さを教えてくれますが、そういうときにアイドルが着ているメンズシャツはポリエステルの含有量が多いシャツのはずです。

 水着グラビアでアイドルが着るシャツとしては及第点ですが、職場で成人男性のシャツが透けていても喜ぶ人はいません。下の肌着が透けるのもかっこわるいですし、当然、乳首が見えようものなら、ちくハラ(乳首ハラスメント)です。

「綿100%だと、アイロンがけが必要なんじゃない?」という方、今は綿100%でも形態安定のシャツは増えていますよ。

 先ほど1万9800円のスーツと5万9800円のスーツの違いについて触れましたが、「今まで1万9800円のスーツだったけど、5万9800円のスーツにするぞ〜!」というのは、清水の舞台からそいやー! と飛び降りるようなチャレンジングな行為でしょう。なので、まず試してほしいのが、今までがポリエステルと綿の混合のシャツばかりなら、次は綿100%を試してみるということです。既製品だと安くて5000円くらいから買えます。特にシャツ一枚になるクールビズ期はシャツの品質が目立ちます。

 私服のファッションアイテムを比較する場合、形も色もさまざまな無差別級ですが、スーツのファッションは、スーツもシャツも基本的に「同じ形」なので、素材の違いがはっきり出ます。香水にお金を使うくらいなら、いいシャツを買うほうがはるかに有意義なお金の使い方ですよ。

【参考記事】40代独身男性はスーツをどのように着ればダサくないか


『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。
――会話術を磨く前に知っておきたい、ビジネスマンのスーツ術』
 石徹白未亜 著
 CCCメディアハウス

【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガリニューアル!
 ご登録(無料)はこちらから=>>

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米イラン、6日に核協議 イスタンブールで=関係筋

ワールド

グリーンランド首相「米の同地巡る支配意図変わらず」

ワールド

英、ロシア外交官を追放 先月の同様の措置への報復

ビジネス

米ISM製造業景気指数、1月は1年ぶり節目超え 受
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗り物から「勝手に退出」する客の映像にSNS批判殺到
  • 2
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れるアメリカ」に向き合う「日本の戦略」とは?
  • 3
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 4
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 5
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」…
  • 6
    エプスタイン文書追加公開...ラトニック商務長官、ケ…
  • 7
    世界初、太陽光だけで走る完全自己充電バイク...イタ…
  • 8
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 9
    共和党の牙城が崩れた? テキサス州で民主党が数十…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中