最新記事

生活習慣

買い物を「わり算」で考えると貧乏になります

2017年3月2日(木)17時55分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

oatawa-iStock.

<貧乏人はわり算で考え、お金持ちはかけ算で考える――クレジットカードの分割払いだけの話ではない。「隠れ貧乏」を脱するための処方箋その1>

それなりの収入はあるはずなのに、なぜか貯金ができない、いつもお金がない。そういう人は少なくないだろう。

そんな人たちは「隠れ貧乏」だと、桜川真一氏は言う。「隠れ貧乏」とは、自覚のない、あるいは気づいているけれど認めたくない貧乏のこと。桜川氏によれば、考え方や行動の癖からくる、いわば生活習慣病だ。

今は大丈夫でも、結婚したとき、子育てのとき、あるいは退職したときなど、ライフスタイルの変化を機に生活が苦しくなる――それが「隠れ貧乏」の怖さだ。しかし、生活習慣病だからこそ、「食事を変え、生活のリズムを整え、運動をすることで体調が大きく改善するように、貧乏も生活を変えることで必ず治る」と桜川氏は言う。

【参考記事】【図解】年収1000万円はお金持ちではない

兄の会社が倒産し、20代で3億円の保証人問題に直面した桜川氏は、そこから不動産と株で3億円の資産をつくることに成功し、自己破産寸前から脱した。お金持ちへのステップを登り始め、経済的自由を築いていくなかで見出したのが、「いつもお金がない」から抜け出す処方箋だったという。

ここでは、その処方箋をまとめた『貧乏は必ず治る。』(CCCメディアハウス)から一部を抜粋し、5回に分けて転載する。第1回は「わり算で考える貧乏人 かけ算で考えるお金持ち」より。

◇ ◇ ◇

わり算で考える貧乏人 かけ算で考えるお金持ち

 買い物するとき、ついついわり算してしまう習慣はありませんか?

 どんどん世の中が便利になって、駅やコンビニでもカードで払うのが当たり前になってきました。ネットで買い物するのも、ポチッとカートに入れてピピッとあっという間に手続き完了。なんだか便利で気持ちいいものです。

 そのほかにも、財布事情にあわせて払う額が調整できる、分割払いやリボ払い。クレジットカードって本当に便利ですよね。現金の存在がますます薄らいでしまいそうです。

 支払いを分割するといえば、昔、私の友人が意味もなく20万円もする自転車を買って言いました。

「これ10年乗れば1年で2万円。1カ月だと大体1700円。毎日乗ると1日60円もいかない。安い買い物だろう。こうして割って考えると本当の価値が見えてくるんだ」

 当時、社会人になりたてだった私は、その考えに大きな感動を覚えました。

「意外としっかりしてるんだ。こういう人を本当に頭がいいっていうんだな」

 でも、本当にそうでしょうか?

 割って考えると、一見高く見えるものもずいぶんリーズナブルに見えます。こんな考えを教えてくれた友達は、今どうしているかというと、人生を低空飛行で過ごしています。墜落はしていないけど、なんだか苦しそうな日々を送っています。

 なぜでしょうか。彼はわり算トラップの習慣にはまっていたのですね。

 これはお金についてわり算で考える習慣です。クレジットカードの分割払い、リボ払いによる借金。どちらも、高額な借金を軽く見せるためのもの。貧乏になる人がついついはまりがちな考え方です。これが、貧乏の入り口ともわからずに......。

 クレジットカードだけではありません。住宅ローンだってそう。人生で最大の買い物といわれている家の購入も、月々8万円なら払えるとか払えないとか、総額で支払う額よりも月々いくら払えるかを重視している人が多い。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

昨年の訪日外国人旅行消費額、中国が2割強占め引き続

ビジネス

欧州は目を覚ます時、米関税脅威受け=仏中銀総裁

ビジネス

欧州経済、「新しい国際秩序出現」で深い見直し必要=

ビジネス

三菱自、岸浦氏が4月1日付で社長に 加藤社長は会長
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」の写真がSNSで話題に、見分け方「ABCDEルール」とは?
  • 2
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 3
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で国境問題が再燃
  • 4
    「耳の中に何かいる...」海で男性の耳に「まさかの生…
  • 5
    「死ぬところだった...」旅行先で現地の子供に「超危…
  • 6
    韓国が「モンスター」ミサイルを実戦配備 北朝鮮の…
  • 7
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 8
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 9
    飛行機よりラク? ソウル〜釜山「110分」へ――韓国が…
  • 10
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 5
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 6
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 7
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 8
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 9
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で…
  • 10
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中