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エジプト航空の墜落機、仏潜水艦が海底のブラックボックスから信号受信

2016年6月2日(木)19時27分

6月1日、地中海に先月墜落したエジプト航空機の捜索で、フランスの潜水艦が海底のブラックボックスからとみられるシグナルを受信した。両国の調査当局が明らかにした。写真はカイロで2013年9月撮影(2016年 ロイター/Mohamed Abd El Ghany)

 地中海に先月墜落したエジプト航空機の捜索で、フランスの潜水艦が海底のブラックボックスからとみられるシグナルを受信した。両国の調査当局が明らかにした。

 ブラックボックスは墜落から30日の間は音響信号を発するよう設計されており、残された時間は3週間未満と、捜索は「時間との戦い」となっている。

 水深3000メートル付近に沈んでいるとみられるブラックボックスは2個。エジプト当局の発表によると「捜索区域の海底から、おそらくどちらかのブラックボックスが発しているであろうシグナルを受信した」という。

 乗員・乗客66人を乗せたパリ発カイロ行きエジプト航空機は先月19日に消息を絶ち、残骸の一部が地中海で発見された。

 エジプトの事故調査当局によると、離陸前の航空機には技術的な問題はなく、飛行中もパイロットから航空交通監査官への救難連絡などはなかったという。

[カイロ/パリ 1日 ロイター]


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