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トルコ大統領「ロシアがトルコ分離独立の武装組織に兵器を提供」

ロシア側は証拠の提出を求める

2016年5月31日(火)19時26分

5月30日、トルコのエルドアン大統領は、ロシアがクルド労働者党(PKK)に対空およびロケット兵器を提供していると批判した。写真は5月イスタンブールで撮影(2016年 ロイター/Murad Sezer)

 トルコのエルドアン大統領は、ロシアがクルド労働者党(PKK)に対空およびロケット兵器を提供していると批判した。当局者が地元報道を確認する形で明らかにした。

 PKKは、トルコからの分離・独立を掲げる非合法武装組織。

 政府系のスター紙は、大統領が機上で記者団に、ロシアがイラクとシリア経由で、PKKに武器を提供していると非難したと報じた。

 エルドアン大統領はこれまでにも、ロシアがシリアでの戦闘においてPKKを支援していると非難していたが、武器の提供に関する発言は今回が初めて。

 インタファクス通信によると、ロシアのボグダノフ副外相はこれに対し「何らかの主張をするなら根拠が要る」とし、トルコは非難の根拠を示さなければならないとの考えを述べた。

[アンカラ 30日 ロイター]


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