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EU残留支持率の高い若年層が投票に来ない!?

2016年5月26日(木)19時00分
ジョシュ・ロウ

 それでなくても、若者はなかなか投票所に足を運んでくれない。オックスフォードなどの大学が共同で実施した調査によると、登録済みの有権者の中でも、若年層の投票率は70年代以降ずっと最低ラインに留まっている。調査会社ICMの13年の調査でも、若者の政治離れが浮き彫りになった。

 国民投票に参加するには、6月7日までに有権者登録を済まさなければならない。残留派が若年層の票をつかめるかどうかは予断を許さないが、希望のもてる材料はある。ハッシュタグ・ボーティンの宣伝キャンペーンが若者にこけにされていることだ。オンライン雑誌ザ・ドラムによると、BSEの委託でこのキャンペーンを手掛けたコンサルティング会社ベンチャースリーはダサい中年オヤジ路線をわざと狙ったという。

「ありきたりの訴えではダメだと思った。若い子たちが面白がって、ソーシャルメディア上でイジってくれたら、関心が高まる」若者言葉のコピーを書いた同社のライター、TJ・リースはそう語っている。

 笑いのネタにされる残留派だが、案外、若者の気持ちが分かっているのかもしれない。

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