最新記事

テロ対策

ベルギー同時テロ関与で新たな逮捕者、追悼集会では極右と警察隊が衝突

集会で騒ぎを起こした一部参加者に警察が放水銃を使用する緊迫した場面も

2016年3月28日(月)19時26分

3月27日、ベルギーの首都ブリュッセル中心部で、同市内の空港と地下鉄で起きた連続爆破攻撃の犠牲者を追悼する集会が開かれた。写真はブリュッセルで27日撮影(2016年 ロイター/Yves Herman)

 ベルギーの首都ブリュッセル中心部で27日、同市内の空港と地下鉄で起きた連続爆破攻撃の犠牲者を追悼する集会が開かれた。当局は捜査への集中を理由に開催延期を要請していたが、数百人が集まった。

 集会はおおむね平和的に行われたが、騒ぎを起こした一部参加者に警察が放水銃を使用する場面もあった。地元メディアは極右集団が集会に乱入したと伝えた。

 当局によると、警察はブリュッセルとアントワープの周辺で新たに13カ所で家宅捜索を行った。9人が事情聴取を受け、このうち5人が釈放されたという。

 イタリアのメディアは26日、攻撃に関与した過激派の人物に偽造文書を提供した疑いでアルジェリア国籍の男を逮捕したと報じた。

 ベルギーの検察当局は26日、「ファイサル・C」という名前の男を含む3人を訴追。地元メディアは「ファイサル・C」について、空港の監視カメラに映っていた、カートを押していた帽子姿の男で、名前は「ファイサル・シェフー」だと報道。しかし関係筋によると、捜査当局はこの男が「シェフー」であるとの確認はとれていないという。

 22日に空港と地下鉄で起きた攻撃では31人が死亡した。負傷者は340人に上る。

   

[ベイルート 27日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

豪家計支出、1月は上向くもさえず 利上げ控え慎重姿

ワールド

ベネズエラ、近く鉱業改革実行へ 暫定大統領が米内務

ワールド

ドイツ情報機関、ロシアが戦争の真の経済的コスト隠蔽

ワールド

中国、中東紛争仲介へ特使派遣 外相がサウジ・UAE
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 2
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    「外国人が増え、犯罪は減った」という現実もあるの…
  • 6
    「イランはどこ?」2000人のアメリカ人が指差した場…
  • 7
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    戦術は進化しても戦局が動かない地獄──ロシア・ウク…
  • 10
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 9
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 10
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中