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中国「戦勝70周年」行事は韓国外交への踏み絵

2015年8月20日(木)17時30分
ジン・カイ(延世大学)

 一方で、パレードは拡大する軍事力と国家の誇りを示す中国の野心とナショナリズムの表れと見なすこともでき、不安を抱く国もあるかもしれない。

 朴が出席を決めるなら、韓国として自信を深めた自力外交を示すということになるだろう。ただしアメリカや日本との関係には(必ずしも損害ではないとしても)不協和音をもたらす懸念がある。

 逆に朴が中国の招待を断れば、米日韓の協力関係を中心として、従来の同盟関係を安定させる象徴になるかもしれない(日韓関係の緊張度を考えれば、大幅な関係改善は望めないが)。

 だが後者の選択をした場合、中国に対して友好的とは言えないメッセージを送ることになるのは確実だ。米韓同盟や米日韓の関係を重視する従来の視点で考えれば、もっともなメッセージでもある。

 果たして、韓国はそういうメッセージを送りたいのか。しかも、このような形で送りたいと思うのだろうか。

From thediplomat.com

[2015年8月25日号掲載]

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