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シェールガス開発が地震を誘発?

メキシコで急増する地震とシェールガス開発の因果関係を指摘する声が浮上

2014年5月19日(月)12時14分
ヨアン・グリロ

注目分野 シェールガス開発は今後ますます盛んになりそうだが(カリフォルニア州) David McNew/Getty Images

 メキシコ北東部のヌエボレオン州で最近、地震が頻発している。1月から4月半ばまでに観測された揺れは48回で、前年同時期の2回から激増。専門家の間では、州内のシェールガス開発との因果関係を指摘する声が上がっている。

 シェールガスの採掘には水圧破砕法という手法が使われる。地下深くにあるシェール層に水と砂、化学物質の混合物を高圧力で注入して岩盤を破砕する技術だが、地下水や大気の汚染を引き起こすとして使用を規制する国もある。

 そうした環境リスクに加えて地震を誘発する疑いが浮上したことで、メキシコ当局は調査を開始。因果関係が確認されれば、黎明期にあるメキシコのシェールガス産業は深刻なジレンマを抱えることになる。

 折しもペニャ・ニエト大統領は、エネルギー産業への外資参入を認める法改正を進めている。世界4位の埋蔵量を誇るシェールガスを切り札に、経済発展と雇用創出を進めたいからだ。巨大な外資系企業の参入が進めば、地震が少ないメキシコ北部はもちろん、過去に大地震に見舞われてきた中部や西部でも掘削が進み、不可思議な揺れが多発するかもしれない。

From GlobalPost.com特約

[2014年5月13日号掲載]

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