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対談

ツイッターが変える日中の未来(2)

2010年11月4日(木)14時26分

津田:5原則の「行動する」とは、実際に動いて行動した現場で報告する、ということですか?

安替:そうです。1日中、家のコンピューターの前に座っていても何も生まれません。ツイッターを使う人たちはアクティブになるべきです。

津田:ツイッター5原則はとてもおもしろい。これからツイッターについて講演するときに提案しますよ(笑)。

安替:日本に滞在するにつれ、日本のツイッター事情がだんだん分かってきました。日本の状況を見ていると、伝統メディアとの接触が少ない。ブログにせよツイッターにせよ、特に国際メディアを利用する意識があまりない。

津田:日本人はもともと世界に向かって日本人はこう考えている、と言うのが苦手。日本人の外交ベタともつながるのですが、そういう意味で蒼井そらさんがやっていることって、まさに外交の一部なんですね。こういう部分が開放されていくことで、これからは日本人の気質も変わって行くと思います。

安替:僕もそう思います。

津田:日本人はもともとネットやITに対して保守的だったのですが、ツイッターによってそれが変わってきました。140字で語れる、ということで政治についてツイッターで語る人も増えています。それを政治家も見ていて、最近は自民党の世耕弘成さんのようにツイッターをうまく活用する政治家も現れ始めました。世耕さんは自分に対してツイッターでいい意見を言って来る人たちをリストにして、何か重要なことが起きたらミニ世論調査的にその人たちの意見に注目するようにしています。

安替:シンクタンクと同じですね。

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