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再会ブッシュ小泉、友情の原点は「ガム」

日本シリーズで始球式をしたジョージ・W・ブッシュと小泉純一郎がいまだに大親友なワケ

2009年11月5日(木)16時19分
ホリー・ベイリー(ワシントン支局)

奇行の思い出 プレスリーをまねる小泉を見守るブッシュ、プレスリーの妻(左)と娘(06年6月30日、旧プレスリー邸) Larry Downing-Reuters

 ああ、元大統領ってこんなものか──。私たちがみんな(知事選などの)選挙結果に夢中になっているとき、ジョージ・W・ブッシュは外国に出掛け、東京で行われていた日本版ワールドシリーズ(日本シリーズ)の始球式でボールを投げていた。

 そんな彼の傍らにいたのは日本の小泉純一郎元首相。エルビス・プレスリーの超大ファンで、ブッシュの親友の1人とみなされていた(少なくとも外国の指導者の中では)。
 
 06年、ブッシュはプレスリーの曲が入った50年代のジュークボックスを小泉にプレゼントし、旧プレスリー邸「グレースランド」に連れて行った。小泉は自分でプレスリーのヒット曲を歌ったCDをブッシュに贈った。

 でも私が思うに、2人の友情が永遠のものとなったのは、ブッシュが小泉の本当の大好物を振る舞ったときだ。それは、ジューシーフルーツガム。ブッシュ政権時代のスタッフから聞いた話によると、小泉は大統領専用ヘリコプター「マリンワン」のキャンディ皿にそのガムを見つけ、「ジューシーフルーツ!」と叫んだという。

 小泉は子供の頃そのガムをかんでいたらしい。第二次大戦後の混乱期に米兵が路上で日本人にガムを配っていた時期だ。ホワイトハウスによると、ブッシュは日本へのお土産として小泉に1ケース分のジューシーフルーツを贈ったという。

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