最新記事

出会い系

婚活疲れを防ぐ初デート突破の秘訣

ネットのおかげで気に入らなければ代わりが何百人もいる時代。初対面で決してやってはいけないことは

2011年2月4日(金)15時25分
ケイティー・ベーカー

ありがちな過ち たまりにたまった悩みをぶちまける Ryuhei Shindo-Photonica/Getty Images

 出会い系サイトを利用するアメリカ人は約4000万人。そしてこの国に暮らす人の半分弱が独身だ。かくして多くの人が何度もぎこちない初デートを経験することになる。

かつて求愛のゲームには明快なルールがあった。だが出会い系サイトの登場ですべてが様変わりした。ぴったりの相手を見つけることは、アマゾンで冬のコートを買うようなもの。うまくいかなければ返品できるし、代わりは何百人もいる。

 こんな時代に初デートを成功させるには? ロサンゼルスを拠点にお見合いサービスを営む、テレビでおなじみのパッティ・スタンガーに7つの「べからず集」を聞いた。

1)元カレ元カノの話はNG
 ほかにどれくらいの相手とデートしたかとか、高級下着モデルの誰が好きとか、どのフットボール選手が素敵といった話題は避けよう。スタンガーいわく、「自分は特別な存在と思われていないと相手に感じさせるようなことはNG」。これは一番大事なルールだ。あなたはアダムで彼女はイブ、世界にたった2人の人類だと思うべし。

2)宗教や政治を論じるな!
「宗教と政治に触れてはいけない」と、スタンガーは言う。激論に巻き込まれてしまう。人は簡単には自分の意見を変えない。論争を始めたら、あっという間にデートは終わる。

 イエス・キリストへの愛やバラク・オバマに対する怒りは、少なくとも初めのうちは自分の心の中にとどめておこう。

3)デートはセラピーにあらず
「相手の重荷になってはダメ」と、スタンガーは訴える。仕事の悩み、子供時代のコンプレックス、精神衛生上の問題、最近あった家族の不幸、離婚、子供の親権争い、訴訟、量刑の重さ、戦争犯罪──すべて封印しておくのが得策だ。特に気を付けたいのは、酒を飲み過ぎて、悩みをぶちまけること。最初のデートで起こりがちだ。

4)酒の飲み過ぎには要注意
「ワインやカクテルは2杯まで」と、スタンガーは警告する。「ちゃんぽんで飲むのは最悪。父親がめちゃくちゃ酒が強いからといって、3杯目を飲んでも平気などと思ってはいけない」

5)女性は子供と結婚の話厳禁
 男性は結婚や子供を話題にしてもいいが、女性は避けるべきだなんて、いかにも時代遅れ。「偏った見解だし、フェミニストに攻撃されると思う。でもこれが現実。私は生物の在り方を変えることはできない」と、スタンガーは言う。

 男性は指輪とおむつのことを語ってもいい。それは男性が「買い手のようなものだから。男は手に入る最良の不動産を探している」。

 とすれば、最良の不動産としては何をするべきか。「この問題について聞かれたら、正直に答えること。男性はあなたを値踏みしている。実際には結婚したいのに『結婚なんかする気はない』みたいなことを言うと、好機を逸する恐れがある」

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

FIFAがトランプ氏に「平和賞」、紛争解決の主張に

ワールド

EUとG7、ロ産原油の海上輸送禁止を検討 価格上限

ワールド

欧州「文明消滅の危機」、 EUは反民主的 トランプ

ワールド

米中が閣僚級電話会談、貿易戦争緩和への取り組み協議
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」が追いつかなくなっている状態とは?
  • 2
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い国」はどこ?
  • 3
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺るがす「ブラックウィドウ」とは?
  • 4
    「ボタン閉めろ...」元モデルの「密着レギンス×前開…
  • 5
    左手にゴルフクラブを握ったまま、茂みに向かって...…
  • 6
    主食は「放射能」...チェルノブイリ原発事故現場の立…
  • 7
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 8
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 9
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 10
    『羅生門』『七人の侍』『用心棒』――黒澤明はどれだ…
  • 1
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体を東大教授が解明? 「人類が見るのは初めて」
  • 2
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%しか生き残れなかった
  • 3
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 4
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 5
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 6
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 7
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 8
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 9
    【クイズ】17年連続でトップ...世界で1番「平和な国…
  • 10
    日本酒の蔵元として初の快挙...スコッチの改革に寄与…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中