謎の言語とイラストで埋め尽くされた奇書「ボイニッチ手稿」...その解読方法が明らかに?
This 15th-Century Book Has Defied Translation. Cards and Dice May Be Key
ボイニッチ手稿には謎の文字と様々なイラストが描かれている Public Domain
<中世に書かれたとされるボイニッチ手稿は、発見から100年以上経っても解読されていなかったが>
100年以上にわたり解読が試みられたが、未だ解読されていない中世の謎の書物、ボイニッチ手稿。1912年にそれを購入したポーランド人の書籍商ウィルフリド・ボイニッチにちなんで名付けられたこの手稿は現在、奇怪な文章がランダムな要素を含む暗号によって記されたものと考えられている。
15世紀のものとされるこの手稿には、約3万8000語が未知の言語で書かれている。それに加えて、見たことのない植物、占星術の記号、さらには裸の女性たちが入浴している様子など、奇妙なイラストも添えられており、生物学的なテーマを表現していると考える者もいる。
しかし、数世紀にわたって続けられたボイニッチ手稿の解読が劇的に進むかもしれない。カードとサイコロを使って開発された特殊な暗号によって作られた可能性があるとする新たな研究が発表されたのだ。
科学ジャーナリストのマイケル・グレシュコは学術誌『クリプトロジア』に、14世紀のイタリアのカードゲームに着想を得た「ナイッベ」と名付けられた暗号が、この手稿のテキストの生成方法を解明する手がかりになるかもしれないと発表した。
ナイッベは、通常の言語を、手稿に見られる記号に似た文字へと変換するため、サイコロの出目とトランプカードの組み合わせを用いる。
ナイッベはボイニッチ手稿そのものを解読する手段ではない。しかし、手稿の文章がどのようにして作られたかを理解するための一助となる。






