最新記事
脱炭素

一般家庭の省エネと脱炭素化、カギを握るのは「もう隠さない」最先端の住宅分電盤

2026年2月17日(火)18時25分
西田嘉孝
HEMS対応住宅分電盤「FLEXIID smart(フレキシード・スマート)」

写真提供:パナソニック スイッチギアシステムズ

<脱炭素化に向けて必須となる住宅のエネルギーマネジメント。新たな省エネ基準「GX ZEH」運用も迫るなか、その推進に役立つのが、HEMS対応住宅分電盤「FLEXIID smart(フレキシード・スマート)」だ>

日本政府が2050年までの達成を目指すカーボンニュートラル。日本のCO₂排出量の15%を占める家庭部門については、2030年までの66%削減(2013年比)が目標に掲げられている。

その一環として、2025年4月にはすべての新築住宅・建築物における省エネ基準適合を義務化。2030年には、新築住宅の省エネ基準がZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準に引き上げられることが決まっている。

この取り組みを加速させるべく、2027年4月からは新たな省エネ基準である「GX ZEH(グリーン・トランスフォーメーション・ゼッチ)」の運用もスタートする。

住宅の年間の一次エネルギー消費量をゼロとするZEHに対し、GX ZEHではさらなる省エネ性能の向上に加え、太陽光発電パネルや蓄電池の設置、それらと連携したHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)による効率的なエネルギーの制御が必須となる。

こうした家庭の脱炭素化を推進するために、何が必要になってくるのか。

パナソニックが今年4月に発売する「FLEXIID smart(フレキシード・スマート)」は、昨年発売された同社の住宅分電盤「FLEXIID」シリーズの最新モデル。1月に行われた製品発表会では、パナソニック スイッチギアシステムズの井田瑞人社長が「日本の住宅におけるGX ZEHの『当たり前化』を推進すべく、従来品の機能やデザインを刷新したもの」と、同製品を紹介した。

製品発表会で登壇したパナソニック スイッチギアシステムズの井田瑞人社長

製品発表会で登壇した井田瑞人社長。パナソニック スイッチギアシステムズは住宅分電盤や電設盤、ブレーカーなど、パナソニックグループの電路事業を担う 写真:西田嘉孝

GX ZEHが求める「高度エネルギーマネジメント」の必要性

「新たな省エネ基準であるGX ZEHにおいて求められるのは、再生可能エネルギーの発電量把握や住宅内設備の制御、蓄電池の充放電管理といった、高度なエネルギーマネジメント。そのために必要なHEMS機器と連携できるHEMS対応住宅分電盤の重要性が、住宅市場において今後ますます高まっていきます」

メンバーシップ無料
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエル、レバノンと数日内に協議へ ヒズボラと戦

ワールド

北朝鮮の金総書記、多連装ロケット砲の発射訓練視察=

ワールド

ロシアがイランに無人機「シャヘド」供与=ゼレンスキ

ワールド

トランプ氏、カーグ島再攻撃を示唆 イランとの取引「
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 2
    有人機の「盾」となる使い捨て無人機...空の戦いに革命をもたらす「新世代ドローン」とは?
  • 3
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目のやり場に困る」衣装...「これはオシャレなの?」
  • 4
    イラン攻撃のさなか、トランプが行った「執務室の祈…
  • 5
    ファラオが眠る王家の谷に残されていた「インド系言…
  • 6
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 7
    機内で「人生最悪」の経験をした女性客...後ろの客の…
  • 8
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 9
    ホルムズ封鎖で中国動く、イランと直接協議へ
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 6
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 8
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 9
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 10
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中