英失業率、第4四半期5.2% パンデミック除き約10年ぶり高水準
2024年9月6日、ロンドンの就労支援センター。REUTERS/Mina Kim
[ロンドン 17日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が17日発表した2025年第4・四半期の失業率は5.2%だった。
パンデミック期を除けば2015年以来、約10年ぶりの高水準となる。賃金の伸びも鈍化しており、市場ではイングランド銀行(英中央銀行)が来月にも利下げに踏み切るとの観測が強まっている。
失業率は15年10月までの3カ月間以来の高い水準となった(パンデミック下の20年末には5.3%を記録)。ONSは現在、回答率低下を受けて調査手法の見直しを進めているが、アナリストは「データの質はここ数カ月で改善している」と指摘する。
統計発表後、為替市場ではポンドが対ドルで下落した。
第4・四半期の賞与を除く賃金の伸び(前年同期比)は4.2%となり、11月までの3カ月間の4.4%から減速した。ロイターがまとめたエコノミスト予想と一致した。
中銀が特に重視する民間部門の賞与を除く賃金伸び率は3.4%(11月までの3カ月間は3.6%)に低下。
インフレ懸念が和らぐ一方、雇用悪化や景気低迷への懸念が強まっている。先週発表された第4・四半期の国内総生産(GDP)も、リーブス財務相が11月末に打ち出した予算案に伴う増税への警戒感などから、予想を下回る伸びにとどまった。 投資家は現在、年内に0.25%の利下げが2回行われる可能性をほぼ完全に織り込んでいる。
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