「消費者の反乱」が待っている...気候変動・クリーンエネルギーが「勝てる」メッセージになる日
It’s Not Easy Being Green
ゲイツ(上)やブレア(右)など影響力のある人物の「提言」にトランプ(左)はご満悦だが PHOTO ILLUSTRATION BY NEWSWEEK, CHRISTOPHE VISEUXーCOP28/GETTY IMAGES (GATES),ANNA MONEYMAKER/GETTY IMAGES (TRUMP), LEON NEAL/GETTY IMAGES (BLAIR),CHRISTOPHER FURLONG/GETTY IMAGES (SOLAR FARM)
<ビル・ゲイツらセレブが気候戦略の「リセット」を提唱したが、「人間のためのクリーンエネルギー」は今も求められている>
始まりは2025年4月22日。アースデイだったこの日の直後、トニー・ブレア元英首相と「トニー・ブレア・グローバル・チェンジ研究所」が、世界の気候変動対策には「抜本的なリセット」が必要であり、現在のネット・ゼロ(温室効果ガス排出量の実質ゼロ)戦略は「失敗する運命にある」と主張した。
続いて10月、COP30(国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議)に先立ち、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツが、気候変動対策の投資には「これまでとは違う視点」が必要だと主張するエッセーを発表。各国の指導者に「戦略の調整」を促した。
ゲイツは10年前に仲間の大富豪たちとクリーンエネルギー研究に投資する基金「ブレークスルー・エネルギー連合」を設立しており、近年はクリーンテクノロジーの分野でも影響力を持つ。
「気候変動は貧困国の人々の命や生活にとって最大の脅威ではなく、今後もそうはならないだろう」というエッセーでのゲイツの言葉に、多くの気候変動活動家が憤慨した。
気候変動を「史上最大の詐欺」と呼ぶドナルド・トランプ米大統領は、すかさずソーシャルメディアに投稿した。「私(私たち!)は気候変動のデマとの闘いに勝利した」「ゲイツは自分が完全に間違っていたとようやく認めた」
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