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関わる「すべての人」が豊かになる循環を...化粧品ブランド「TRUTH」が目指す真にサステナブルなものづくり

2025年12月3日(水)11時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー

原料を育てる農家と「TRUTH」メンバー

原料を育てる農家と「TRUTH」メンバー

2020年10月から国内農家との契約を開始し、原料となる植物を直接仕入れるパートナーシップ体制を構築。中間流通を省くことで、生産者への正当な利益還元と地域経済への貢献を両立している。

さらに、2023年10月には「農家への還元」をテーマにクラウドファンディングを実施し、農業資材を提供。2025年2月には原料産地である沖縄県・島根県・富山県にそれぞれ100万円の寄付を行い、地域の環境保全と農業の持続可能性向上に寄与している。

「原料を育む農家やその地域にも確かな恩恵を届けること。それこそが本当に持続可能なものづくりだと信じています」と酒井氏は語る。

生産者の「顔が見える」製品

消費者と生産者をつなぐ「TRUTH」製品

消費者と生産者をつなぐ「TRUTH」製品

TRUTHの製品の1つに、富山県産のヘチマ水を100%使用した「ヘチマ化粧水」がある。

原料のヘチマを栽培する農家を訪れ、ヘチマ水の採取を体験した酒井氏は、自然と人の関係性を強く感じたという。

「手作業で畑を整える姿に、強い誇りと覚悟を感じました。その後、一つひとつのヘチマにそっと手を添え、ヘチマ水を採取していく作業を間近で見ていると、まるで命の恵みを分けていただいているかのような神聖さが漂っていました」

「『これほど丁寧に育まれた原料を使わせていただいているのだ』という実感が深く心に刻まれ、TRUTHのものづくりは単なる製品開発ではなく、生産者と自然の営みを未来へとつなぐ大切な使命なのだと強く感じました」

多くの化粧品ブランドで原料の調達が複雑化し、産地や生産者との関係性が見えづらくなるなか、こうした想いは、国内の農家との直接提携を通した「顔が見える関係」としてTRUTH製品に反映されている。

今後は農家との連携をさらに強化、地域ごとの特性に応じたリスク分散型の栽培方法を模索し、生産量と安定供給のバランスを取っていくという。

SDGsの目標「つくる責任 つかう責任」をはじめ、持続可能な社会の実現に向けた具体的なアクションを積み重ねているビヨンドプロパティーズ。製品を通じて肌にも地球にもやさしい選択肢を提供し、消費者・生産者・地域社会を結ぶ架け橋として、サステナブルな未来を共に創る──TRUTHのものづくりに注目だ。

◇ ◇ ◇


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