車いすもベビーカーも、まっすぐ行ける世界へ!――共生社会を支える地図アプリ「WheeLog!(ウィーログ)」
国境を越えて広がる共創のエコシステム

同法人はこの構造を核に、アプリ運営に加えてバリアフリー調査、企業・自治体との連携、防災・観光・交通分野での情報活用、さらには政策提言、教育・研修プログラム、国際発信など、多角的に展開している。
こうした活動は社会的にも評価され、2020年にSTI for SDGs 文部科学大臣賞と国土交通省バリアフリー化功労者大臣表彰、2023年にSDGs岩佐賞(環境の部)およびジャパンSDGsアワード SDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞を受賞した。
国際連携も進む。2019年にはドバイ万博グローバルイノベーターに選出され、支援金を得てアプリを10言語対応に拡充した。訪日観光客による活用に加え、日本のユーザーが海外で得たバリアフリー情報を発信する双方向の参加も広がっている。
さらに、今年7月にはニューヨークの国連本部で開催されたSDGs国際会議に日本代表として登壇し、「誰一人取り残さない社会」の実現を訴えた。
次の一手は、体験を起点にした実装の拡大だ。
車いすでの移動体験やバリアフリー調査のワークショップをはじめ、障害当事者が直面する課題や不安を、社会全体が「実感」として共有できるようにすることを目指している。
同時に、「WheeLog!」の投稿者の裾野を広げ地方での活用を促進することで、都市と地方の情報格差を縮小していく。
「アプリは無料で提供しており、課題はその開発・運営に必要な資金の確保です」と織田氏は語るが、蓄積されたバリアフリー情報をビッグデータとして活用し、防災や日常の移動支援といった分野への展開も視野に入れているという。
「誰一人取り残さない社会」を掲げるSDGsの理念と、ウィーログの活動は本質的に一致する。
情報を通じて移動の自由を広げ、当事者が発信者として社会とつながる仕組みは、まさに新しい共生社会のモデルである。その実現に向け、ウィーログの挑戦は続いていく――。
アンケート
どの企業も試行錯誤しながら、SDGsの取り組みをより良いものに発展させようとしています。今回の記事で取り上げた事例について、感想などありましたら下記よりお寄せください。
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