最新記事
SDGsパートナー

アートを通じて日常の中に喜びをもたらす「Artbar Osaka」とは?...大伸社ディライトのウェルビーイングの取り組み

2024年12月16日(月)16時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
「ワイングラスを片手に、あなたらしさを描く場所。」Artbar Osaka

「ワイングラスを片手に、あなたらしさを描く場所。」のキャッチコピーを体現するArtbar Osaka

<アートと癒しを融合させた「Artbar Osaka」のウェルビーイングな社会とサステナブルな運営について>

世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや商品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えに基づいてニューズウィーク日本版は昨年に「SDGsアワード」を立ち上げ、今年で2年目を迎えました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

◇ ◇ ◇

アートを通じて癒しが得られる非日常の空間を提供

お酒を楽しみながら、絵を描く。そんな非日常的な空間を提供するのが「Artbar Osaka」だ。ここで取り入れられているのは、ニューヨーク発祥のアクティビティで欧米を中心に人気沸騰中の、ワインを飲みながら絵画体験を楽しむことができる「paint and sip」。

訪れた客が、お酒を味わいリラックスしながら、講師の手ほどきを受けて2時間で名画やオリジナル作品を仕上げるワークショップ形式は、忙しい日常の中にアートと癒しを融合させる特別な空間を創り出している。

講師は現役アーティストらを中心に採用している。プロの芸術家に教えてもらえるという最高の体験を顧客に提供するのと同時に、「絵描き」だけではなかなか生計を立てることが難しいとも言われる若手アーティストたちの活動を支えることで、「描く楽しみ」と「教える喜び」が交錯する場を生み出している。

「忙しい毎日の中にリラックスを求めたり、何か没頭できるものを探している方にとって価値のある体験を提供する場となっています。非日常のアート体験を通して、日常への刺激や、達成感、新たな喜びを得ることができます」と、運営を担う株式会社大伸社ディライトで広報を務める黒川陽子氏は語る。

参加者はアートを通じてウェルビーイングを実現

Artbar Osaka Namba SkyO
Artbar Osaka Namba SkyOでは夜景やランタンとともにアートを楽しめる


Artbarはアート体験にとどまらず、参加者が絵の中に自分らしさを表現することで、心身のリラックスや自己肯定感を促進する「ウェルネス」の一環として機能しているのが特徴だ。

昨今、アートの力とウェルネス、さらにはウェルビーイングの関係は注目を集めている。2019年にWHOが発表した研究報告によると、演劇やダンスなどのパフォーミングアーツや、絵画や文学などあらゆる芸術文化が病気予防や健康増進に大きな役割を果たしていることが明らかになった。

さらに、コロナ禍に不安を感じた多くの人々が美しいものを見ることで心が癒されることを実感したことも、アートの本質が見直されるきっかけとなっている。

また、企業が取り組む「健康経営」が注目されるなど、ウェルビーイングの向上がSDGsのゴール3「すべての人に健康と福祉を」の達成にもつながると言われている。

そんな中、同社は2021年、大阪港の『SEASIDE STUDIO CASO』で地域活性化を目的としたアートイベントを主催して以来、"アートを通して"企業と顧客、さらには地域のコミュニケーションに喜びを与えることに注力してきた。そうしたアート活性化活動と並行してArtbar Osakaも、人々に喜びを届ける重要な事業として強化していったという。

「Artbar Osakaを通して得られる最高のCX体験が、何らかの形でお客様、講師に作用し、よりよく生きられる社会になればと考えています」と、黒川氏。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ネタニヤフ氏、イランの「演習」把握 トランプ氏と協

ワールド

トランプ氏、グリーンランド特使にルイジアナ州知事を

ワールド

ロ、米のカリブ海での行動に懸念表明 ベネズエラ外相

ワールド

ベネズエラ原油輸出減速か、米のタンカー拿捕受け
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低く、健康不安もあるのに働く高齢者たち
  • 2
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 3
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリーズが直面した「思いがけない批判」とは?
  • 4
    【外国人材戦略】入国者の3分の2に帰国してもらい、…
  • 5
    週に一度のブリッジで腰痛を回避できる...椎間板を蘇…
  • 6
    「信じられない...」何年間もネグレクトされ、「異様…
  • 7
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 8
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 9
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 10
    70%の大学生が「孤独」、問題は高齢者より深刻...物…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 5
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 6
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 9
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 10
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 8
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中