最新記事
SDGsパートナー

ネクシィーズグループが「初期投資オールゼロ」の省エネ設備導入で支援する中小企業の脱炭素化の未来

2023年12月22日(金)10時36分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー

地域金融機関のCO2排出削減の実績としても活用

「ネクシィーズ・ゼロ」は、与信枠を必要としないファイナンスという側面も持つ。そのため個人商店から大手、自治体や省庁問わず導入が可能だ。導入実績は右肩上がりに伸びており、全国で9万8,000件以上を超えている。

約600名の設備戦略プランナーが迅速に施設の省エネ効果を試算(見積り)し、設置・メンテナンスまで手掛ける「ネクシィーズ・ゼロ」。これまでLED照明・省エネ空調設備等への切り替えを躊躇していた事業主の課題を解決している。

株式会社ネクシィーズの大前成平社長は、「地域金融機関(地銀、信用金庫)と業務提携し、地域の事業主にサービスをワンストップで提供することでスピード感を高めています。また、金融機関にもCO2排出削減効果の実績として活用いただいています。組み込み型金融として唯一無二のビジネスモデルだと自負しています」と話す。

環境省は2008年、各業界の環境先進企業としての取り組みを促進することを目的に「エコ・ファースト制度」を創設した。環境の分野において先進的で、独自性を持ち、かつ業界をリードする企業を環境大臣が「エコ・ファースト企業」として認定するもの。その数は国内で現在わずか66社に留まるが、ネクシィーズグループはその1社であり、2020年10月に認定を受けている。

newsweek用2.jpg

同社は、環境大臣との約束で2025年までにCO2排出削減目標200万トンを掲げる

「商用LED照明の普及率はまだ5割程度で、2030年までにすべての照明をLED化するという政府目標には程遠い状態です。当社としてこの目標へ最大限に貢献すべく、『ネクシィーズ・ゼロ』の認知拡大と提携強化を進めていきます」(大前社長)

同社では脱炭素社会の実現に向けて、軽貨物輸送EVへとサービス拡大も検討している。取り扱う車両は国内メーカーに限らず、中国や欧州などの海外メーカーとも柔軟に商談を進めているという。

持続可能な未来に向けて省エネ技術の開発と普及は世界的な課題となっており、資金力の少ない中小企業でも取り組みやすい同社のビジネスモデルは、さらなる海外展開の可能性も秘めたものといえるだろう。

20240604issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年6月4日号(5月28日発売)は「イラン大統領墜落死の衝撃」特集。強硬派ライシ大統領の突然の死はイスラム神権政治と中東の戦争をこう変える グレン・カール(元CIA工作員)

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米CB消費者信頼感、5月は102.0 インフレ懸念

ワールド

イスラエル戦車、ラファ中心部に初到達 避難区域砲撃

ワールド

香港、国家安全条例で初の逮捕者 扇動の容疑で6人

ワールド

サウジ国王、公務に復帰 肺炎治療後初の閣議出席=報
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:イラン大統領墜落死の衝撃
特集:イラン大統領墜落死の衝撃
2024年6月 4日号(5/28発売)

強硬派・ライシ大統領の突然の死はイスラム神権政治と中東の戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像をウクライナが公開...シャベルで応戦するも避けきれず

  • 2

    汎用AIが特化型モデルを不要に=サム・アルトマン氏最新インタビュー

  • 3

    プーチンの天然ガス戦略が裏目で売り先が枯渇! 欧州はロシア離れで対中輸出も採算割れと米シンクタンク

  • 4

    中国海軍「ドローン専用空母」が革命的すぎる...ゲー…

  • 5

    「なぜ彼と結婚したか分かるでしょ?」...メーガン妃…

  • 6

    コンテナ船の衝突と橋の崩落から2カ月、米ボルティモ…

  • 7

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 8

    TikTokやXでも拡散、テレビ局アカウントも...軍事演…

  • 9

    少子化が深刻化しているのは、もしかしてこれも理由?

  • 10

    メキシコに巨大な「緑の渦」が出現、その正体は?

  • 1

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発」で吹き飛ばされる...ウクライナが動画を公開

  • 2

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像をウクライナが公開...シャベルで応戦するも避けきれず

  • 3

    「なぜ彼と結婚したか分かるでしょ?」...メーガン妃がのろけた「結婚の決め手」とは

  • 4

    ウクライナ悲願のF16がロシアの最新鋭機Su57と対決す…

  • 5

    黒海沿岸、ロシアの大規模製油所から「火柱と黒煙」.…

  • 6

    戦うウクライナという盾がなくなれば第三次大戦は目…

  • 7

    能登群発地震、発生トリガーは大雪? 米MITが解析結…

  • 8

    「天国にいちばん近い島」の暗黒史──なぜニューカレ…

  • 9

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された─…

  • 10

    少子化が深刻化しているのは、もしかしてこれも理由?

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 3

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 4

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 5

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 6

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 7

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 8

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 9

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 10

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中