最新記事
SDGsパートナー

「2024年問題」に備えを...eve autonomyの自動搬送サービス「eve auto」が進める労働・環境問題解決への一歩

2023年9月21日(木)09時40分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
自動運転機能を搭載したEV車両

<2024年に人手不足の深刻化が予想される物流業界......。自動運転EVで、サプライチェーンの労働不足解消とカーボンニュートラル達成を目指す>

2022年11月、株式会社eve autonomyが提供を開始した自動搬送サービス「eve auto」。この自動運転EVを用いたサービスは、労働力不足の解消やカーボンニュートラルに貢献する取り組みだ。

◇ ◇ ◇


自動運転EVを活用した自動搬送サービスにより、効率化と省人化を促進

昨今、日本では労働力不足が大きな課題となっている。特に、物流業界では来年4月からトラックドライバーの残業時間に対する規制が強化されることで、人材不足が加速し、物流の停滞が予想される「2024年問題」が目前に迫っているという状況だ。

工場や倉庫での屋外搬送の現場も、人間がトラックやフォークリフトを操縦して行う作業が主体だが、危険な作業内容や労働環境の悪さから、人材不足が深刻化している。また、"搬送"という単純な仕事に、貴重な労働力を割くことへの問題意識も高まっている。

こうした問題の解決策として、株式会社eve autonomyが提供しているのが、自動運転EVを用いた自動搬送サービス「eve auto」だ。

自動運転機能を搭載したEV車両

自動運転機能を搭載したEV車両。2019年にヤマハ発動機(株)の浜北工場にてワーク搬送を開始した。

「eve auto」は工場や倉庫での重量物の搬送作業を自動化することを目的に開発され、自動運転可能な小型EVと、導入後のルート編集や運用サポート、車両メンテナンスをパッケージ化したサブスクリプション型サービスとなっている。自動運転EVによる本格的な自動搬送の商用サービス化は国内初の取り組みだ。

これまで屋内向けの無人搬送車は製品化されているが、環境の異なる屋外での自動走行はハードルが高かった。しかし、「eve auto」で提供する車体は、公道を除く一定範囲の敷地内において無人で走行できる自動運転レベル4の技術を用いており、屋内外の傾斜や段差、夜間、雨風のある環境など、あらゆる状況下で走行可能となっている。そのため、搬送業務における人材不足や労働環境の改善が期待できるのだ。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ウクライナ首都と周辺に夜間攻撃、8人死亡・多数負傷

ワールド

イスラエル、イラン首都に大規模攻撃 政治犯収容刑務

ワールド

ゼレンスキー大統領、英国に到着 防衛など協議へ

ワールド

プーチン氏、米の攻撃「正当性なし」 イラン外相と会
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:コメ高騰の真犯人
特集:コメ高騰の真犯人
2025年6月24日号(6/17発売)

なぜ米価は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「過剰な20万トン」でコメの値段はこう変わる
  • 2
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の「緊迫映像」
  • 3
    飛行機内で「最悪の行為」をしている女性客...「あり得ない!」と投稿された写真にSNSで怒り爆発
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    イランとイスラエルの戦争、米国より中国の「ダメー…
  • 6
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 7
    「イラつく」「飛び降りたくなる」遅延する飛行機、…
  • 8
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 9
    EU、医療機器入札から中国企業を排除へ...「国際調達…
  • 10
    ホルムズ海峡の封鎖は「自殺行為」?...イラン・イス…
  • 1
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 2
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の「緊迫映像」
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 6
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
  • 7
    イタリアにある欧州最大の活火山が10年ぶりの大噴火.…
  • 8
    ホルムズ海峡の封鎖は「自殺行為」?...イラン・イス…
  • 9
    イランとイスラエルの戦争、米国より中国の「ダメー…
  • 10
    「アメリカにディズニー旅行」は夢のまた夢?...ディ…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 7
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 8
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 9
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中