花粉症対策のカギは「免疫の暴走」だった...医師がすすめる5つの食習慣
Elena Shishkina -shutterstock-
<花粉症対策のカギはどこにあるのか。内科医の工藤孝文さんは、症状を引き起こす「免疫の暴走」を食習慣で抑えることが重要だと語る>
花粉症対策に何が有効か。『「免疫力が強い人」の習慣、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)を監修した内科医の工藤孝文さんは「鍵を握るのは、くしゃみ・鼻水を引き起こす"免疫の暴走"を落ち着かせる食習慣だ」という――。
なぜ、風邪を引かない人がいるのか
感染症には滅多にかからず、たとえ発症してもすぐに治る。花粉症など各種アレルギーのトラブルに縁がない。がん細胞が発生したら、まだ小さなうちに消滅させる。
年に何回もかぜをひく人がいる一方、こういった健康そのものの人もいる。どこが違うのかといえば、体に備わっている免疫力だ。免疫力が強ければ、体内に危険な細菌やウイルス、害をなす異物などが侵入してきても、免疫細胞が迎え撃って処理することができる。
そこで、本書では、強い免疫力をキープする人の暮らし方を徹底的に解剖。免疫細胞を直接刺激する方法や、免疫機能を強化する体温の高め方、腸内環境の整え方、自律神経の操り方、食事や運動の仕方、ストレスをためないコツ、体をいたわるポイントなど、幅広い角度から考察した。
本書に収録した132に及ぶ習慣を心がければ、免疫力を高められるのは間違いない。健康の基本は、免疫力の強さにあり。ぜひ、実践することをおすすめする。とくに本稿では、花粉症対策の食習慣を5つ、紹介しよう。
タマネギの皮をスープに加えて煮る
野菜の皮には、栄養が意外なほど詰まっている。このことを理解している人は、ニンジンやカボチャの皮、キャベツの外葉などは捨てずに食べようとする。
では、タマネギを包んでいるペラペラの茶色い皮はどうか。栄養があるとはまったく思えないから、何も考えずに、ゴミ箱にポイッと捨てる人がほとんどだろう。
しかし、タマネギの皮には抗酸化作用の強い成分、ケルセチンが実よりも約30倍多い。ケルセチンがとくに必要なのは、花粉症や鼻炎に悩まされている人。増え過ぎるとアレルギーを起こす白血球の一種、「好酸球」の暴走を抑える働きがあるからだ。
皮はそのままでは食べられないが、捨てるのはもったいないので、工夫して調理してみよう。簡単なのは、好みのスープに加えて煮ること。成分を抽出したら、皮は捨ててスープだけを飲もう。
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