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花粉症対策のカギは「免疫の暴走」だった...医師がすすめる5つの食習慣

2026年3月10日(火)15時15分
工藤 孝文 (内科医*PRESIDENT Onlineからの転載)

腸内を整える1日1回のキノコ食

とても低カロリーなヘルシー食材として知られるキノコ類。食物繊維も豊富なので、ダイエットをしている人に好まれている。

とはいえ、栄養の面ではあまり取柄がない......などと思ってはいないだろうか。もちろん、そんなことはなく、なかでも免疫力を強化するにはうってつけ。めったにかぜをひかない人は、毎日のように食べていそうだ。


キノコの有効成分で特筆されるのは、水溶性食物繊維の一種である「β-グルカン」。水溶性食物繊維は腸内で善玉菌のエサになり、腸内環境を整えるのが大きな仕事だ。

免疫細胞が多く集まっている腸は、人体最大の免疫器官。腸内環境が良ければ、免疫細胞が元気に働けるので、外敵を撃退するための免疫力が強くなっていく。

「NK細胞」の数を増やして元気を保つ

β-グルカンには、「NK(ナチュラルキラー)細胞」を活性化するという重要な役割もある。NK細胞は、強力な免疫細胞であるリンパ球の一種。全身をパトロールして、体に害のある細菌やウイルスを発見し、闘って退治するのが仕事だ。

体に侵入してきた外敵だけではなく、体の中に生まれたがん細胞も小さなうちに倒してくれる。命にかかわるがんを発症させないためには、NK細胞の数を増やし、元気を保つことが欠かせない。非常に重要な免疫細胞なのだ。

キノコのなかでも、マイタケにとくに多い成分、D-フラクションも免疫力アップに欠かせない。糖とたんぱく質が結合した糖タンパクの一種で、がん細胞を小さなうちに殺し、増殖を防ぐという重要な働きをする。

かさの大きなシメジのようなヒラタケも、食卓の常連にしたいキノコ類だ。マクロファージを活性化させるLPSが豊富で、感染症の予防、花粉症の抑制、がんの予防などに効果をあげてくれる。

キノコ類の免疫力を強める力は、長年研究されていて、有効成分ががんの治療薬にも利用されているほど。いろいろなキノコを味噌汁の具や炒め物、ホイル焼きなどにして、毎日、食べるようにしたいものだ。

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