疲れが抜けない人ほど「丁寧」をやめている―禅が教える疲れない休息術
休息のサイクルを生む「感謝の習慣」
立ち居振る舞いを整えるときのポイントは、大きく二つあります。
一番のポイントは、姿勢を正して、まっすぐ前を向くこと。
これだけで、気分が少しすっきりして、自然と声もよく出るようになります。表情も明るくなり、前向きな言葉が出てきやすくなるでしょう。
もう一つのポイントは、あらゆる言動に「心をこめる」ことです。
たとえば、人に会ったら、「あなたに会えてうれしい」という心をこめて、笑顔であいさつする。
人と話すときは、「あなたの話を聞きたい」という心をこめて、相手の話によく耳を傾ける。
物を差し出すときは、両手を添える。置くときは、音をたてずにそっと置く。
食事をするときは、命をいただくことに感謝の心をこめて箸を運ぶ。
こんな具合に、あらゆる言動に「心をこめる」のです。
そのように心をこめることにテクニックは不要。難しいことは何もありません。
それが習慣になれば、自然と三業が整い、あなただけの「休息のサイクル」が出来上がります。
「三業を整える」ことは、まさに心身を健やかに保つための「休息の作法」なのです。
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