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便秘解消のカギは「キウイと水」だった...「食物繊維神話」を覆す最新研究とは?

No Evidence Go-To Diet For Constipation Works, Warn Experts—Do This Instead

2025年11月23日(日)09時40分
ルーシー・ノタラントニオ

便通改善が期待される食品

ガイドラインでは、便通の安定化につながる可能性がある、次の食品と飲料も紹介されている。


 

キウイ:1日2〜3個を4週間以上続けて食べることで、便秘の改善が見込まれる。皮ごと食べることで食物繊維の摂取量が最大50%増えるという。ガスや膨満感が気になる人には、サイリウムよりも優しい選択肢となる可能性がある。

プルーン:排便時のいきみを軽減する点でサイリウムと同等の効果があり、取り入れやすい自然食品。

ライ麦パン:1日6〜8枚を3週間食べ続けることで、排便頻度が上がる可能性がある。ただし、すべての人の体質に合うとは限らない。

ミネラル分の多い水:1日0.5〜1.5リットルを2〜6週間飲むことで、低ミネラル水と比較して症状の改善が見込まれる。ただし、排便回数が必ずしも増えるわけではない。

イギリス栄養士協会(BDA)の広報担当で栄養士のサミー・ギル博士は、キウイはフレッシュサルサソースやスムージー、ヨーグルトのトッピング、フルーツ串など多様な方法で楽しめると述べる。特にキウイを皮ごと食べると、食物繊維の摂取量が最大50%増加するという。

その一方で、食物繊維が少なく、脂質・塩分・糖分が多い食品は便秘を悪化させる恐れがあるとして警鐘を鳴らす。

今回の新ガイドラインで推奨された食品の多くは、まだ研究段階にあることから、エビデンスレベルは「低〜中程度」だという。ただし、その半数以上は「推奨度が高い」とされ、実際の臨床現場でも実践可能な内容となっている。

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