ライフ&ヘルス
ネットで話題

「3千ドルもした」猫を捨てる飼い主の言い訳...添えられていた手紙の内容に絶句

Cat Left Outside Shelter With $60 and a Note?Then Staff Read What It Says

2025年11月9日(日)12時00分
リズ・オコンネル
どうか猫を手放さないで...(写真はイメージです) Anna Bbelianska-Unsplash

どうか猫を手放さないで...(写真はイメージです) Anna Bbelianska-Unsplash

<ラスベガスにある保護施設前で、キャリーに入れて置き去りにされた猫が見つかった。添えられていた手紙を読んでスタッフは心を痛め、ネットでは憤りの声が噴出している>

保護施設職員のキンバリー・ウェイドさんは本誌の取材に対し、スコティッシュフォールド種のこの猫は、10月28日に同施設にやってきたと語った。同施設のインスタグラム(@homewardboundcats)によると、午前5時半ごろ、ボランティアが猫を発見。キャリーの中には毛布とフード、現金60ドルが入っていて、こんな手紙が添えられていた。

【写真】猫を捨てた飼い主の言い訳...置き手紙の内容に憤り噴出

「いい猫です。私たちは転居しなければなりません。この子は3000ドルもしたんです!どうかいい家族にあげて下さい。予防接種は毎年全部していて、去勢済みです。ほかの猫とはあまり仲良くできません。慢性的な尿路感染症(UTI)があります」

保護施設はその境遇に心を痛め、捨てられた猫のボボを預かることにした。すぐにスタッフの膝の上に飛び乗ってきたボボは元気そうな様子で、スコティッシュフォールド特有の折れ耳と明るい青い目が印象的。里親が見つかるまでに、それほど時間はかからなかった。

ウェイドさんによると、ネットで見つけた家族が一目で気に入って、11月2日にボボを引き取ったという。

「短い滞在で済んでこれほど嬉しいことはない」とウェイドさんは言う。「とても献身的な素晴らしい家族で、この子を幸せにしたいとワクワクしていた。最終的に決めたのは2人の男の子で、たくさんの施設でたくさんの猫を訪ねた末に、ボボこそ自分たちが探していた子だと言ってくれた」

新しい飼い主からの報告によると、ボボは新しい家に落ち着きつつある。まだ時々隠れることがあるものの、だんだん安心して甘えるようになり、ゴロゴロが増えているという。

SDGs
2100年には「寿司」がなくなる?...斎藤佑樹×佐座槙苗と学ぶ「サステナビリティ」 スポーツ界にも危機が迫る!?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

南アG20サミット、「米政府関係者出席せず」 トラ

ビジネス

中国10月物価統計、PPIは下落幅縮小 CPIプラ

ワールド

フィリピン、大型台風26号接近で10万人避難 30

ワールド

再送-米連邦航空局、MD-11の運航禁止 UPS機
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216cmの男性」、前の席の女性が取った「まさかの行動」に称賛の声
  • 3
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 4
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 7
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 8
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 9
    レイ・ダリオが語る「米国経済の危険な構造」:生産…
  • 10
    「非人間的な人形」...数十回の整形手術を公表し、「…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 9
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 10
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中