必要な老後資金は6億円...「年金離れ」のZ世代が行う、年金に代わる将来のための備えとは
The Real Reason Gen Zers Are Turning Their Backs on Pensions
若者の間で広がる「マイクロリタイア」
このような明快さが、Z世代がミレニアル世代よりも早く401kへの拠出を始める一因となっているのかもしれない。
ロジェによると、Z世代はX世代(1965~1980年頃に生まれた世代)よりも退職準備が進んでいるという調査結果もある。Z世代がリタイアというライフステージの変化に対して懐疑的であることを踏まえると、意外な結果と言える。
同時に、若手の社会人の間には「マイクロリタイア」と呼ばれるライフスタイルが広まりつつある。
「マイクロリタイア」とは、Z世代の一部が転職の合間に旅をしたり、情熱的なプロジェクトに取り組んだり、ただ休息したりすることを選ぶことを指す。70代まで待ってから余暇を楽しむのではなく、「今、この瞬間」に余暇時間を確保するのだ。
証券取引を行うジャスト・トゥー・トレード社の上級エコノミスト、イヴァン・マルチェナは、Z世代のこのような姿勢は、既存制度への深い不信によっても形成されていると本誌に語った。
「伝統的なリタイアモデルは、現代の現実に合っていない......生活費の高騰、学生ローン、不安定な住宅市場。このような背景の下、多くの人は30年後、40年後のために貯金するより、今を生き抜くことに集中せざるを得ない」
そして、「Z世代は、手元に現金を置いておくことや、株のようなすぐに換金できる資産に貯蓄を投じることに安心感を抱いている」と指摘した。





