ブラックフライデーの米オンライン売上高は過去最高、AIがけん引
データ会社アドビ・アナリティクスによると、米国で感謝祭翌日の金曜日(ブラックフライデー)のオンライン小売売上高は前年比9.1%増の118億ドルと、過去最高を更新した。写真はニューヨーク州のショッピングモールで28日撮影(2025年 ロイター/Shannon Stapleton)
Chandni Shah Siddharth Cavale
[29日 ロイター] - データ会社アドビ・アナリティクスによると、米国で感謝祭翌日の金曜日(ブラックフライデー)のオンライン小売売上高は前年比9.1%増の118億ドルと、過去最高を更新した。
関税による値上げが懸念される中、買い物客が対話型人工知能(AI)を使って価格を比較するなど、AI搭載の買い物ツールがオンライン支出の増加に寄与した。
マスターカード・スペンディングパルスによると、ブラックフライデーのオンライン小売売上高は10.4%増加した。一方、実店舗の売上高は1.7%増にとどまった。
アドビによると、ウォルマートやアマゾンなどのAIツールがまだ登場していなかった昨年と比べ、AI経由の米小売サイトへのトラフィックは805%増加した。
イーマーケターのアナリスト、スージー・デービッドカニアン氏は「消費者は必要なものをより短時間で手に入れるために新しいツールを活用している」と述べた。
セールスフォースによると、AIエージェントは世界全体でブラックフライデーのオンライン売上高142億ドルに影響を与え、このうち米国だけで30億ドルを占めた。
食料品など必需品も含むセールスフォースのデータでは、米消費者のブラックフライデーのオンライン支出は前年比3%増の180億ドルとなった。
同社によると、支出額は昨年から増加したものの、価格上昇がオンライン需要を抑制し、購入品目は昨年に比べて減少。平均販売価格が7%上昇した一方、注文数は1%減少した。
前出のデービッドカニアン氏は、インフレや関税による製品コストの上昇により、販売促進や割引は昨年ほど大幅には感じられず、最終価格も買い物客にとってそれほど魅力的ではなくなっている可能性があると述べた。
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