「自衛しなさすぎ...」iPhone利用者は「詐欺に引っかかりやすい」と判明、androidユーザーと何が違うのか?
iPhone Users Are More Likely To Fall For Scams Than Android Users
「Appleからの正式な通知でない限り、リンクをクリックしたり、"Appleを名乗る"メッセージに反応したりしてはいけない。少しでも疑わしいと感じたら、リンク先ではなく、正規の方法で直接企業に連絡すべきだ」
研究者らは、iPhoneユーザーが端末が「安全である」という評判から、誤った安心感を抱いている可能性があると指摘している。
実際、iPhoneユーザーの約55%が「自分のスマートフォンのセキュリティを信頼している」と回答しており、これはAndroidユーザーの50%よりわずかに高い。このような信頼が、追加のセキュリティツールや安全対策の導入を妨げている可能性がある。
「多くのiPhoneユーザーは、端末のセキュリティに関する評判に頼りすぎており、基本的な自衛策を取らないまま、現代の巧妙な詐欺や情報窃取型マルウェア(インフォスティーラー)といった静かな脅威にさらされている」と、マルウェアバイツの製品部門副社長マイケル・シャーウッドは声明で述べた。
「どんな手段でウェブ閲覧、銀行取引、チャットをしていようと、もはや過去の実績にあぐらをかいていられる時代ではない。サイバー犯罪者は、モバイル端末が詐欺や脅威への入り口として非常に有効だと知っている。テキストメッセージや検索結果、メールの添付ファイルやリンクに至るまで、すべてに対して警戒心を持つべきだ」
Appleの公式ウェブサイトでも、個人情報やパスワードを共有しないこと、さらに安全性を高めるために2要素認証の利用を検討するようユーザーに呼びかけている。