12歳で突然、50人に1人の「脱毛症」に...髪の毛を失った私が「ミスコン」に出場するまで
Bald and Proud
ベビーシャワー(安産祈願のパーティー)を1週間後に控えて、私は髪を剃る決心をした。夫のカイノア(28)と父が剃髪を手伝ってくれた。きれいさっぱり髪がなくなると、とても解放された気分になった。その瞬間、自分の病気と今の自分を完全に受け入れることができた。
24年4月22日、女の子を出産。この子のために強いロールモデルになろうと、体中にモチベーションがみなぎった。
今の自分を受け入れて
この年の8月、私は24歳でインスタグラムを始めた。アカウント名はボールド・マム(ハゲたママ)。自分の経験をシェアし、脱毛症や慢性病の人たちとつながるためだ。
ミスコンにも出てみようと、情報をチェックし始め、11月にミス・ニュージャージーUSAの募集を見つけた。
書類審査を経て、今年4月最初の週末にいよいよ本番を迎えた。まず金曜日、5人の審査員の前で出場の動機などを述べる個人面接があった。それに合格して土曜日に行われるメインのショーに参加。
水着審査、イブニングドレス審査と進んだ。私は審査員一人一人の目を見て心の中で「ハロー」と呼びかけ、彼らとつながることを心がけた。
トップ18には入れたが、残念ながらファイナリストの5人には選ばれなかった。それでも勝者のように満ち足りた気分だった。挑戦した自分がとても誇らしく、この経験ができたことに心から感謝した。