「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪肝に対する見方を変えてしまう新習慣とは

2025年4月18日(金)09時44分
印南 敦史(作家、書評家) *東洋経済オンラインからの転載


脂肪肝や肥満の解消をサポートしてくれるのは、カカオ含有量が70%以上の「高カカオチョコレート」と呼ばれるタイプです。すなわち、肝心なのは、原材料のカカオの量。なるべくカカオ含有量が多いチョコレートを摂るようにして、カカオに含まれる有効成分の「カカオポリフェノール」の効果を十分に引き出していくことが大切なのです。(112ページより)

市販の高カカオチョコレートには「70%」「80%」「90%」などさまざまなカカオ含有量のものがあるが、なかには「苦すぎる」と思われる方もいらっしゃるだろう。しかし効果はさほど変わらないので、長続きさせるためには自分の口に合うタイプを選ぶようにするといいそうだ。


「果糖ブドウ糖液糖」を避ける

ポイント⑥:甘い飲み物を控える

いつの間にか脂肪肝になっていた原因、なかなかやせられない原因は、「ふだん飲んでいる飲み物」のせいかもしれないと著者は述べている。コーラやサイダーなどの甘い清涼飲料水、小ぶりの紙パックに入った野菜ジュース、スポーツドリンク、乳酸菌飲料、果汁たっぷりのフルーツジュース、エナジードリンク、甘いコーヒー飲料や紅茶飲料、甘いヨーグルトドリンクや甘いカクテルなど、「果糖ブドウ糖液糖」が加えられたものは避けたほうがいいようだ。


果糖ブドウ糖液糖はトウモロコシなどから甘み成分を抽出した液体シロップで、果糖が含まれている割合がたいへん高い。そして、果糖の摂りすぎは脂肪肝を進ませて肝臓にダメージを与える大きな原因となるのです。しかも、甘い飲み物をゴクゴクッと飲むと、普段果物を剥いて食べるのとは比べ物にならないほどの大量の果糖が一気に体内に入ってくることになります。(119ページより)

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