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「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘

Experts Warn Against 'Fake' Superfood Sold in American Grocery Stores

2025年4月19日(土)08時15分
アナ・スキナー

ラベルを確認することは重要だが、すべての成分が記載されているとは限らない。「本来のはちみつに含まれる抗酸化物質やポリフェノールが薄まり、健康効果は期待できなくなる」とチェルウォニー氏は指摘する。


 

「生はちみつ」と「純粋はちみつ」の違い

生はちみつ(Raw Honey)は加熱処理せず、巣から濾過された状態で瓶詰めされたものを指す。成人の健康には有益だが、3歳未満の子どもには推奨されていない。

一方、純粋はちみつ(Pure Honey)とは、添加物が加えられていないものを指す。そして通常のはちみつは香料、加糖、または水のような添加物が含まれている。

希釈されたはちみつの最大の特徴は価格が安いことだ。本物の純粋はちみつは濃い琥珀色をしており、色が薄いものは、たいてい薄められているとチェルウォニー氏は指摘する。また、結晶化しているはちみつは水分量が少ないため、希釈されていない証とされる。オズターク教授は次のように述べる。

「健康効果を期待するのであれば、地元の養蜂家から濃い色のはちみつを購入すべきです。店で売られているはちみつのほとんどは加熱処理されています」

地元産の濃く、自然なはちみつを扱っている自然食品店もあるが、希釈されたはちみつは健康効果が薄いとして、チェルウォニー氏は次のように指摘する。

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