最新記事
ヘルス

娘の「眼球が踊ってる」と撮影、目の「異変」は癌が原因だった...「症状の存在知って欲しい」と動画公開

Mom Notices Baby's Eyes 'Dancing'—2 Days Later Came a Devastating Diagnosis

2025年4月12日(土)16時28分
ジャック・ベレスフォード

それこそがサイボルトの狙いだった。OMASが「きわめて珍しい」ことは知っているが、親が「徴候を知り」、できるかぎり早く治療を探ることが重要だ、とサイボルトは考えている。どこかの家族がそうする助けになるとしたら、動画を公開する価値はある。

ヴァスケスはこう話している。「神経芽腫の子どものうち、OMSを発症するのはごく一部だ。しかし、OMSを発症した子どものうち半数近くで、その原因として神経芽腫が見つかる。この強い関連を考えれば、子どもがOMSと診断されたら、早期に発見・治療できるようにするために、できるかぎり早急に神経芽腫の検査を実施するべきだ」

サイボルト一家は、シアトル小児病院の近くに住んでおり、ポージーに必要な治療を受けさせることができた。「ポージーは8月、シアトル小児病院で、腫瘍、副腎、周囲のリンパ節を摘出した。いまでは、神経芽腫が緩解して6か月になる」とサイボルトは話した。

ポージーの治療は継続中で、当分のあいだは続くことになる。「娘のがんに関しては、3か月ごとに鎮静MRIを受け、定期的に血液検査をして、がんが再発していないかどうかを確認している」

親が気をつけるべき神経芽腫の症状

神経芽腫は、未熟な神経細胞から生じるがんだ。最もよく発生する場所は、腎臓のすぐ上に位置する副腎か、脊椎や胸部、腹部、骨盤に沿った神経組織だ。体のさまざまな部位で生じるため、症状もさまざまに異なる。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米ボーイング、ストで戦闘機生産停止続く 組合員は提

ビジネス

米メタ、グーグルと100億ドル超相当のクラウド契約

ビジネス

スイスの優良企業トップ、昨年の平均報酬は欧州最高水

ビジネス

増税なら生活水準に打撃、英小売業界がリーブス財務相
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:台湾有事 そのとき世界は、日本は
特集:台湾有事 そのとき世界は、日本は
2025年8月26日号(8/19発売)

中国の圧力とアメリカの「変心」に危機感。東アジア最大のリスクを考える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自然に近い」と開発企業
  • 2
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精神病」だと気づいた「驚きのきっかけ」とは?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 5
    「このクマ、絶対爆笑してる」水槽の前に立つ女の子…
  • 6
    夏の終わりに襲い掛かる「8月病」...心理学のプロが…
  • 7
    米軍が長崎への原爆投下を急いだ理由と、幻の「飢餓…
  • 8
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医…
  • 9
    海上ヴィラで撮影中、スマホが夜の海に落下...女性が…
  • 10
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コ…
  • 1
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに感染、最悪の場合死亡も
  • 2
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 3
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人」だった...母親によるビフォーアフター画像にSNS驚愕
  • 4
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 5
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コ…
  • 6
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 7
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自…
  • 8
    【クイズ】次のうち、「海軍の規模」で世界トップ5に…
  • 9
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精…
  • 10
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 8
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 9
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中