最新記事
健康

45キロ減で別人に...不摂生の末に「健康が一番」と学んだ私の再生記 体重や体調以上に変わったこととは?

Don’t Put Off Your Health

2025年4月2日(水)16時30分
デービッド・グラム(企業重役)
デービッド・グラム

肥満だった筆者(左)は週3回の筋トレと食生活の改善で減量に成功(右) DAVID GRAHAM

<健康に悪影響を及ぼしかねない基礎疾患が見つかり、週3回の筋トレと食生活改善で45キロ減。不摂生改善で見つけた本当の幸せとは>

2024年、私は自分の生活を猛省する羽目になった。病院の診察室で担当医は私が聞きたくなかった言葉を口にした。「癌ではないと確かめる必要があります」

私は2児の父親で、仕事は多忙を極め、(同性婚の)夫も私が頼り。仕事でも父親としても一家の大黒柱としても一番を目指すうち、自分の健康は後回しになっていた。


以前から危険な兆候はあった。体重は約45キロオーバーで高血圧、極度の高コレステロール、慢性足底筋膜炎、不整脈による脳梗塞のリスクなどだ。何かと口実をつけてずっと見て見ぬふりをしていたが、もう無視できなかった。

検査結果が出るまでの数週間はそれまでの人生でも特に長く感じられた。毎晩ベッドの中で眠らずに考えた。「もしも手遅れだったら?」

結局、癌ではなかったものの、放置すれば健康に悪影響を及ぼしかねない基礎疾患が見つかった。

私は選択を迫られた。何の努力もせずに全てを失うリスクを冒すか。それとも自分で健康管理をするか。その瞬間に決意した。人生を取り戻そう、と。

だが何から始めればいいのか。私はジムに通うタイプではなく栄養学の専門家でもなかった。それでも絶対に変わってみせる、と(ジムチェーンの)ライフタイムへ行き、パーソナルトレーナーのカイル・ヒルリナンの助けを借りてトレーニングを開始した。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ガザで140人死亡、住民絶望「私たちは忘れ去られよ

ビジネス

ECB利下げでも住宅ローン負担増、30年まで個人消

ビジネス

ユーロ圏の成長低迷は大きな懸念材料=ポルトガル中銀

ワールド

ウクライナ、二重国籍容認へ 戦争で悪化の人口危機緩
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:コメ高騰の真犯人
特集:コメ高騰の真犯人
2025年6月24日号(6/17発売)

なぜ米価は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロットが指摘する、墜落したインド航空機の問題点
  • 2
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越しに見た「守り神」の正体
  • 3
    イタリアにある欧州最大の活火山が10年ぶりの大噴火...世界遺産の火山がもたらした被害は?
  • 4
    若者に大不評の「あの絵文字」...30代以上にはお馴染…
  • 5
    ホルムズ海峡の封鎖は「自殺行為」?...イラン・イス…
  • 6
    【クイズ】「熱中症」は英語で何という?
  • 7
    50歳を過ぎた女は「全員おばあさん」?...これこそが…
  • 8
    ロシア人にとっての「最大の敵国」、意外な1位は? …
  • 9
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?.…
  • 10
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 1
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロットが指摘する、墜落したインド航空機の問題点
  • 2
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 3
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 4
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 5
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタ…
  • 6
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 7
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
  • 8
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?.…
  • 9
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 10
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 3
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 4
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 7
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 8
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 9
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 10
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中