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朝活コミュニティ「朝渋」代表も実践...自分の機嫌を自分で取るための「ごきげん方程式」とは?

2025年3月28日(金)12時30分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

育児をしている人であれば、子どもが起きている時間にはなかなかできないことを、この1時間で解消するという選択肢もあるでしょう。

1年で360時間の「継続的自己投資」にも

中長期的なメリットとしては、「朝1時間」が1か月、1年と積み上がっていくにつれて、大きな差が生まれるということがあります。

お金の積立投資では、元本と運用益をあわせた金額に毎年利息がつくので、運用期間が長くなればなるほど利益の幅が大きくなっていきます。朝の「自分時間」を積み上げると、この積立投資と同じように複利的な効果が生まれるのです。

毎日の「朝1時間」は、1か月で30時間、年間で360時間になります。もっといえば、「朝2時間」なら1か月で60時間、1年で720時間です。

趣味や勉強にかける「自分時間」をこれだけ継続的に積み上げていくと、自分のなりたい姿に向かう確度が高まっていきます。「自分時間」がない人は、その確度がずっと低いままで、なかなか自分のなりたい姿に至りません。

つまり、「自分時間」があるかないかで、両者の差はどんどん開いていくことになります。その差は短期的な頑張りでは埋められません。

よく「時間があったらできたのに」というフレーズを言い訳に使う人がいますが、時間があったらやりたいことは、早起きによって時間を生み出すことで実現できるのです。


井上皓史(いのうえこうじ)
1992年、東京都生まれ。朝活コミュニティ「朝渋」代表。株式会社Morning Labo取締役。2016年より朝活コミュニティ「朝渋」を東京・渋谷で立ち上げ、読書や英会話、ゲストを招いたトークイベントなどさまざまな活動を行う。これまで3万人以上に「早起き」のメソッドを伝えている。


『がんばらない早起き「余裕のない1日」を「充実した1日」に変える朝時間の使い方』書影

がんばらない早起き「余裕のない1日」を「充実した1日」に変える朝時間の使い方
 井上皓史[著]
 かんき出版[刊]

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