「入れ替わり系コメディー」は、やっぱり鉄板?...22年ぶり『フォーチュン・クッキー』続編の衰えない魅力
A Freaky Legacy Sequel
さて今年は、『フォーチュン・クッキー』に続編が登場した。ニーシャ・ガナトラ監督の『シャッフル・フライデー(Freakier Friday)』は、愛すべき一本だ。
2003年のオリジナルから22年、カーティスとローハンが再びテスとアンナを演じる。
テスは今も心理カウンセラーを続けている。自己啓発系のポッドキャストを始めたいが、テクノロジーに疎いせいで実現できていない。アンナはロックバンドでギターを弾いていたが、現在はミュージシャンのマネジャー業をしながら1人でティーンの娘を育てている。
娘のハーパー(ジュリア・バターズ)は学校をサボってはサーフィンに行くような、反抗期真っ盛りだ。
誰が誰だか混乱するが
アンナがイギリス人のシェフでシングルファザーのエリック(マニー・ジャシント)と婚約したことから、母と娘の緊張はさらに高まる。エリックの娘リリー(ソフィア・ハモンズ)とハーパーは、学校で犬猿の仲なのだ。テスは娘と孫を仲裁しようと、要らぬお節介を焼く。
ある晩パーティーで占い師(『サタデー・ナイト・ライブ』のバネッサ・ベイヤーが素晴らしい)がテス、アンナ、リリーとハーパーの手相を見て、謎めいた予言をする。
翌朝目が覚めると、4人は別の誰かの体に閉じ込められている。アンナと娘ハーパーの体が入れ替わり、テスとリリーも入れ替わる。つまりカーティスとローハンはやんちゃなティーンを、若いバターズとハモンズはそれぞれ30代後半と60代の女を演じることになる。





