午前のドルは156円後半、2週間ぶり高値圏 衆院選の結果見極め
円紙幣と米ドル紙幣。2025年3月19日撮影(2026年 ロイター/Dado Ruvic)
Atsuko Aoyama
[東京 5日 ロイター] - 午前のドルは156円後半と、2週間ぶり高値圏で売買が交錯している。市場の関心は衆院選後のドル/円相場に向かっているが、選挙後に円売りが一段と進むかについて見解が分かれており、足元ではドル/円の上昇がいったん一服している。
ドルは朝方から売買が交錯する展開となっており、一時156.97円まで買われて2週間ぶり高値を更新したものの、157円には届かず押し戻された。
衆院選の結果を受けて高市トレードが再開となるのかが一つの注目点だが、市場では金利の動向などを注視しつつ、値動きを見極めたいとの声が出ている。157円手前で上値が伸び悩んでいる背景として、為替介入の前段階とされるレートチェックへの警戒感があるとの指摘も聞かれた。
市場では「選挙後に円金利の上昇という形で反応があれば、連れて(ドル/円が)一段上を狙う可能性も否定はできない」(みずほ銀行国際為替部為替スポットチームディレクターの南英明氏)との声がある。一方、自民党が選挙で圧勝したとしても、「相対的に野党ほど積極財政にはならないとの見方もある」(同)という。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフ為替ストラテジストの植野大作氏は、選挙結果が事前の報道通りだとすれば、「選挙後に追加的な円売りは進まないことも考えられる」と話す。一方、高市政権が続けば、「円買いの材料にはならない」として、円安圧力が続くとの見方を示している。
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