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「なんて無駄」「空飛ぶ宮殿...」パリス・ヒルトン、6000万ドルのプライベートジェット披露で「環境破壊」と批判殺到

2025年9月10日(水)14時55分
千歳香奈子

パリス一家はこの夏、Sliv Airで家族旅行にも出かけている。代理出産で授かったフェニックス君とロンドンちゃんと共に機体の前でポーズを取る写真をピープル誌で独占公開。副操縦士に見立てた子供たちは「Sliv Air」の文字と鳥のロゴが描かれたお揃いのフライトジャケットを着ており、出発前の幸せそうな母子の姿を披露した。

高度3万フィートでも贅沢な気分が満喫できる「まるでバービー人形の映画から飛び出してきたよう」だと形容される機体の写真が最近になり、米掲示板型ソーシャルニュースサイトReddit(レッディット)で共有され、「なんて無駄なのだろう」「私は紙ストローと電気自動車(EV)なのに」などと、環境負荷や贅沢なライフスタイルを批判するコメントが寄せられている。

また、X(旧ツイッター)でも「Sliv Airはプライベートジェットは主流すぎると考える人向けの格安航空会社みたいだ。その他の庶民は信託基金もない中、食料品の確保に奮闘しているのに」「目立たないように飛行するセレブたちが多い中、上空から所有者を誇らしげに宣伝している」などの書き込みもあり、物価上昇で人々が生活に苦労する中で高価な玩具をひけらかしているとの批判が噴出している。

ちなみに大量の二酸化炭素(CO2)を排出するプライベートジェット機を巡っては、5400万ドルのダッソー・ファルコンXを所有するテイラー・スウィフトが「もっとも利用が多いセレブ」だと非難されている。地球温暖化への影響が懸念される中、エコじゃないセレブを公にするパリスにも否定的な意見が多いようだ。

[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。

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