大ヒットシリーズに続々出演...「全米で最も旬な俳優」が語る、2025年が「当たり年」となった理由
Paul Walter Hauser’s Incredible Year

脚本が素晴らしかったことも4つの作品の共通点だと語るハウザー AMANDA EDWARDS/GETTY IMAGES
<超人気女優の相手役から、醜いヴィランまで...『アメリカーナ』や『ファンタスティック』など、話題作に続々出演する絶好調の俳優が語る「野望」>
今年のポール・ウォルター・ハウザーは出演した映画が次々と公開され、いずれも話題作ぞろい。まさにキャリアの絶頂期といった感じだ。
独立系クライム・ムービー『アメリカーナ』では、シドニー・スウィーニー演じる主人公の相手役の元軍人を演じた。「行くべき方向を見失い、気力を失っているリアルなキャラクター同士が出会うんだ」とハウザーは言う。『裸の銃を持つ男』シリーズの新作ではエド・ホッケン・ジュニア警部を演じた。ハウザーによれば本作のアキバ・シェイファー監督は「現代の最高のコメディー監督の1人」だ。
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』ではモールマンを演じたが、ストーリーのリアルさに感動したと言う。「観客をばかにした(安直な)物語じゃない。壮大さの中にも、きちんと地に足が着いたようなところがある」。そして10月には、歌手ブルース・スプリングスティーンの伝記映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』が全米で公開される。
2003年のアカデミー賞の作品賞にノミネートされた5作品中、3作品に俳優ジョン・C・ライリーが出演していたのは有名な話。「今年は私にとってそういう年になるかもしれない」と「野望」を語るハウザーに、本誌H・アラン・スコットが話を聞いた。