多様性にこだわり続ける同性愛者・有色人種の「リアリティー番組の帝王」...大切にしている金言とは?
Reality Royalty
常に自分は自分のままで
「幸いにして私には信仰があるから、そんな作り話で動揺することはない。世の中には、私のことを好き勝手に解釈したがる人がたくさんいる。そういう人は否定的なことを言うだろうが、私が何者かを知っているのは私だ。雑音は気にせず、自分にとって大事なことに集中すればいい。いつもそういうふうに、自分に言い聞かせている」
「もちろん『言うは易く行うは難し』だけれど、私はリアリティー番組の出演者たちに、いつもそうアドバイスしてきた。だから立場が逆転したとき、『ああ、自分が今まで説教してきたことを自分でやらなくては』と思った」
『リアリティー・ウィズ・ザ・キング』はアップルのポッドキャスト・チャートで上位につけているが、キングはトレンドを追うタイプではない。番組のゲストもコンセプトも、自分の直感に従って決めている。
「私の視聴者が素晴らしいのは、非常に多様性が豊かなことだ。音声ポッドキャストのリスナーは主に白人で、YouTubeチャンネルは主に黒人が見ている。どちらにしても私は私。白人向けの話し方に変えたりはしない」
「自分が自分である限り、ビジネスの世界で言う『オプラ効果』を維持できると思う。オプラ・ウィンフリーは決して自分を曲げずに、25年もトークショーの女王に君臨し続けたじゃないか」