最新記事
俳優

妻との共演映画は「ほぼR指定」...俳優ベン・ファルコーンの絵本は「本当に子供向け」なのか?

The Power of Humor

2025年5月9日(金)13時58分
H・アラン・スコット(ライター、コメディアン)
ベン・ファルコーン(Ben Falcone)

「人々が集まって笑うのは素晴らしい」とコメディーへの思いを語るファルコーン RAY TAMARRAーGC IMAGES/GETTY IMAGES (FALCONE), G.P. PUTNAM’S SONS BOOKS FOR YOUNG READERS (BACK)

<妻メリッサ・マッカーシーと共にコメディー復活を目指す、俳優ベン・ファルコーンが初の絵本を出版。「親も面白いと思うものを作りたい」──(インタビュー)>

コメディー俳優で映画監督のベン・ファルコーン(Ben Falcone)は、子供向けの作品で知られているわけではない。妻でコメディエンヌのメリッサ・マッカーシー(Melissa McCarthy)との共演映画は「ほぼR指定」だと、彼は言う。「でも、ある種の思いやりを表現することを心がけている」

【動画】『雷よりも怖いものは何?』を紹介するベン・ファルコーン

ファルコーンはその思いやりを、自身初の子供向け絵本雷よりも怖いものは何?(Whatʼs Scarier Than Thunder?)に盛り込んだ。「私のひそかな目標は、子供だけでなく親も面白いと思うものを作ること」。絵本の主人公クレアは、雷雨が怖い。


ほかにも、これから物語のテーマにできそうな怖いものはたくさんあると言う。「高い所、学校の新学期......。初対面の人と会うことも、オーディションも」

ファルコーンが手がけているもう1つの物語が、マッカーシーとスティーブ・マロリー(Steve Mallory)と共同制作のポッドキャスト『バーバックのヒルディと火の湖(Hildy the Barback and the Lake of Fire)』だ。「シーズン2が予定されており、楽しみだ」

ポッドキャスト『バーバックのヒルディと火の湖』予告編


「業界は明らかに変化している」とファルコーンは言いつつ、コメディーの力を信じている。「メリッサと私が目指すのは、映画館でコメディーを復活させるという大きな流れの中で小さな役割を果たすこと。人々が集まって笑うのは素晴らしい」。本誌H・アラン・スコットが話を聞いた。

◇ ◇ ◇


──子供向けの本を作ろうと思ったきっかけは?

ペンギン・ランダムハウス(Penguin Random House)の敏腕大物編集者であるジェン・クロンスキー(Jen Klonsky)に会い、「絵本に興味があるか」と聞かれた。

「雷雨を題材にした絵本のアイデアがある」と答え、物語の展開を説明すると、彼女が気に入ってくれた。親子で読むのに、ふざけていて楽しい物語だと思った。

東京アメリカンクラブ
一夜限りのきらめく晩餐会──東京アメリカンクラブで過ごす、贅沢と支援の夜
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

金正恩氏が列車で北京へ出発、3日に式典出席 韓国メ

ワールド

欧州委員長搭乗機でGPS使えず、ロシアの電波妨害か

ワールド

ガザ市で一段と戦車進める、イスラエル軍 空爆や砲撃

ワールド

ウクライナ元国会議長殺害、ロシアが関与と警察長官 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:豪ワーホリ残酷物語
特集:豪ワーホリ残酷物語
2025年9月 9日号(9/ 2発売)

円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代──オーストラリアで搾取される若者たちの実態は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 2
    世界でも珍しい「日本の水泳授業」、消滅の危機にあるがなくさないでほしい
  • 3
    映画『K-POPガールズ! デーモン・ハンターズ』が世界的ヒット その背景にあるものは?
  • 4
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シ…
  • 5
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマ…
  • 6
    BAT新型加熱式たばこ「glo Hilo」シリーズ全国展開へ…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    就寝中に体の上を這い回る「危険生物」に気付いた女…
  • 9
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 10
    シャーロット王女とルイ王子の「きょうだい愛」の瞬…
  • 1
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 2
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 3
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 4
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 5
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 6
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 7
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 8
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪…
  • 9
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 10
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマ…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中